どこでもかんたんVRのクラウドソフト「スペースリー」を運営する株式会社スペースリー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:森田博和)は、自動車向けエンジン軸受世界トップシェアの大同メタル工業株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役会長兼最高経営責任者:判治 誠吾)とVR研修の現場実証を行い、習熟度43%アップや研修33%効率化といった結果が得られました。また、現場の声からは、今後、新人の定着率向上にも効果的であろう可能性が示されました。
大同メタル工業においてはこの実証実験で得られた知見を踏まえ、他の製造事業者での実証を新たに進め、製造業にとってより有用なデータを収集し、VR研修ツールの商品化に繋げていくこととなりました。なお、本協業は2018年10月に開始した日本政策投資銀行が主催する東海オープンアクセラレーターをきっかけに、大同メタル工業と共同で実施している実証事業です。
会社名 | 大同メタル工業株式会社 |
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代表者 | 代表取締役会長兼最高経営責任者 判治 誠吾 代表取締役社長兼最高執行責任者 樫山 恒太郎 |
所在地 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄二丁目3番1号 名古屋広小路ビルヂング13F 〒140-0002 東京都品川区東品川二丁目2番24号 天王洲セントラルタワー17F |
設立 | 1939年11月17日 |
資本金 | 84億13百万円 |
URL | https://www.daidometal.com/jp/ |
【背景】
慢性的な人材不足、若者の離職率増加、海外人材の増加などが近年ますます深刻化していく中で、いかにして技術を継承していくのかが、製造現場における大きな課題となっております。このような背景の中、大同メタル工業においても確実な技術の継承に加え、従業員個々のレベルをスピーディかつ均質に上げたいという製造現場の要望は大きく、教育方法の改革が求められていました。
【実証実験概要】
大同メタル工業のグループ会社における新入社員教育現場にて、VRを活用した現場実証を行いました。現場感覚を学ぶには、座学や動画だけでは不十分という根本的な課題に対し、製造現場での作業者の目線や手順を自身が体験しながら進められるクイズ形式を用いた独自のVR研修コンテンツを通じ、VR活用の有効性を検証いたしました。
スペースリーの開発したVR研修のためのクラウドソフトでは、月々数万円で事業者が自らかんたんに様々なシナリオやクイズなどが設定された高品質なVRコンテンツを制作して活用することが可能になります。今回の実証においても、大同メタル工業の現場の研修担当者が、アイディアが思い浮かんだその場でマイクロラーニングのVRコンテンツを制作する形で実証実験を行いました。
【実証結果】
目線や体を頻繁に動かすといった、現場での経験が求められる作業は、座学や映像研修だけで学習することに限界があり、その点で、疑似体験を伴うVR研修は効果的でした。また、ゲーム感覚で楽しみながら臨場感のある学びがいつでもどこでも可能なであることもVRの大きな特徴です。新人研修の間、休み時間中に研修生が自らVR研修コンテンツを手に取り、学び始めた光景はこれまでの研修においては無かったものでした。
このようなVRが現場感覚を学ぶのに適し、また楽しく能動的に研修者が学ぶことが可能となり、結果として、事前研修が33%効率化するととともに、習熟度が43%アップという結果となりました。また、現場の声からも定着率向上やOJT効率化に効果的であることが示されました。
【今後の展開】
製造現場におけるVRの導入に対しては、「活用シーンや導入効果のイメージが湧かない」といった不安や現場の担当者が自作することに対する心配の声もあります。実際に、製造現場の研修内容は、ベテラン作業員が培ってきた経験・ノウハウの結晶であり、VRコンテンツに織り込む作業は、現場のセンスやコツが必要です。そのような場合には、実証実験のパートナーである大同メタル工業を販売窓口とした導入サポートをいたします。
手軽でかんたんな活用方法が、中小事業者をはじめとしたより多くの現場でVR研修が活用されていくためには重要です。今後、スペースリーでは製造分野の研修VRをはじめとして、360度VRが日々の当たり前になるべく事業開発を邁進してまいります。
◆具体的な効果についての補足
会社名 | 株式会社スペースリー |
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代表者 | 代表取締役 森田 博和 |
所在地 | [本社] 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F [福岡営業所] 〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目11-1 福岡PARCO新館5F [大阪営業所] 〒533-0031 大阪府大阪市淀川区西淡路1-1-9 ビジネス新大阪506 |
設立 | 2013年8月 |
資本金 | 267,963,395円 |
事業内容 | 直感的な操作で、 ウェブブラウザ再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツの制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフト「スペースリー」の開発・運用 360度空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labの運営 |
URL | https://corp.spacely.co.jp |
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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