大分こうや不動産株式会社は、大分エリアで売買仲介業を営む不動産会社です。
「お客様目線での営業」を第一に考え、2016年から大分県で営業開始、現在は横尾に新社屋を建設し事業拡大を進めています。
今回は、大分こうや不動産株式会社 代表取締役の佐藤様にお話を伺いました!
目的 | 営業・成約率アップ |
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用途 | ホームページ掲載・バーチャルホームステージング・動画抽出 |
業種 | 不動産売買仲介業 |
会社名 | 大分こうや不動産株式会社 |
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所在地 | 大分市大字横尾4133-5 |
事業内容 | 不動産 賃貸 売買 管理 仲介業 |
URL | https://www.oita-kohya.com/ |
VRを導入して、チラシからの「来場密度」が向上
– まずは大分こうや不動産様の事業内容をご紹介お願いいたします。
大分こうや不動産 佐藤社長:
賃貸仲介や管理などのグループ会社がいくつかありまして、大分こうや不動産に関しては不動産売買仲介が事業のメインになります。
社員は10名おりまして、営業が8名おります。

– スペースリーの導入経緯を教えていただけますか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
弊社は年齢層がかなり高くて、5年前くらいには平均年齢が50〜60代という感じでした。なので特にネット関係には疎い社員ばかりで、そのままずるずると来てしまって…。
若手が入社してからも、何をしたらいいのか分からない、どこから手をつけたらいいか分からないというような感じでした。
スペースリーを知ったのは、オンラインセミナーを通してだったと思います。こんな面白いツールがあるんだな、と。
– 今までソフトウェアを使ってDXをしようという話は社内であったのでしょうか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
全然出たこともないです(笑)。ファックスと紙で全て処理するスタイルでした。
もうVRと言ったら「ゴーグル付けて」みたいなイメージがあり、正直めんどくさい、と思っていました。
– スペースリーのどんなところに魅力を感じて導入していただいたのですか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
CG上での家具配置や家具消しが、やはり魅力的でしたね。
弊社は売買専門なので、物件に居住中の方が多いです。それもあって家具消しが特にいいなと思いました。
家具消しがメインの目的ではあったのですが、それまでやっていなかったパノラマの撮影が全て同じスペースリー内でできると聞いたのも大きかったです。新しいものを入れなくてもスペースリー1つを入れるだけで色んなことができる、ということを聞いたのが決め手でしたね。
– スペースリーを使い始めて具体的に変化が出たところを教えていただけますか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
まずオープンハウスをするときに、最近では自社でチラシを作成しています。その中にVRコンテンツのQRを埋め込むということと、チラシ用に追客URLを発行して、そのチラシ自体でどのくらいの方が閲覧しているのかを、ちゃんと把握するようになりました。

– 追客機能も使っていただいているのですね。
大分こうや不動産 佐藤社長:
はい、今までは具体的な閲覧数までは把握していなくて。
「チラシからの内覧の希望が増えた」という状態にまでは至っていませんが、VRを掲載するようになってからは閲覧数を把握できるようなり、何よりVRからの内覧希望問い合わせで成約する確率が高くなりました。
VRを見て「ちょっと違うな」と思った人は問い合わせして来ていない、離脱しているということかと。その分「ぜひ内覧したい」というような、確度の高い問い合わせが増えてるんじゃないかな、と思っています。
現在は、少ない来場数でもしっかり成約が出ているという形です。
– 来場の「密度が濃くなった」ということですね。
VR内覧のみ・リアル内見なしで成約した事例も
– VRを見てから成約されたお客様の感想はいかがでしたか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
「何回もVRを見ました」という方が多くいらっしゃいます。よく物件の中のことをご存知で、あとは聞きたいことをまとめて来た、という感じ。
現地ではやはりお風呂、キッチンなどの水まわりの機能に対する質問が多いです。
– 逆に言えば、実際に触って機能を確かめるような部分以外は、もうVRで見て来ていただいている状態だと。
大分こうや不動産 佐藤社長:
そうですね。
最近あった事例で、賃貸ではよくある話だと思うのですが、売買で初めて内覧せずに購入の申し込みが入りました。いいのかな?と私も思ってしまいましたが…。
ポータルから問い合わせがありご来店いただいたのですが、中古物件でしたので現住している方の生活感をあまり見たくないとおっしゃって。もう内覧はVRで充分ということで、お申し込みをいただきました。
– それは家具消しをされた物件ですか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
家具は消していない物件です。居住中物件でしたので、あまり見せたくないような箇所は撮影せずの状態でした。
ベランダからの画像は掲載していましたので、景色がいいというところは好印象だったようですね。
確か約3,400万の物件だったと記憶しています。申込みまでも早かったですよ、1ヶ月もかからなかったと思います。
– そのレベルの金額感とスピードで、VR内覧のみの成約が出ているのは、スペースリーとしても驚きの事例です。
大分こうや不動産 佐藤社長:
私もとても驚きました。
大分市内の住み替えだったのですが、転勤経験も多い方でしたので、不動産売買経験もある程度豊富ですし、VRを見て中のイメージが分かれば良いということだったようです。
VRは若い方に対して訴求力があると考えていたので、年配の方も含む様々な年代に訴求力があるとわかって、目から鱗でした。

– ありがとうございます。この物件では家具消しを行なっていないということですが、家具消し物件では売主様からのコメントなどはありますか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
やはり、売却を悩んでる方に効果があると感じますね。
売却を決めているけれど「まだちょっと片付いてないから…」「見せられる状況になったら」とおっしゃる方にこそ、家具消しが効果がある。
相続などで居住されていないにしても、親御さんの家具が残っていたりすると「片付けが終わらないと踏ん切りがつかない」という方は多くいらっしゃいます。
そういった方から「家具を消せるのならいいですね!」というご意見をたくさん頂戴しますね。片付けなくても、まずは家具消しをして市場に出して、それからゆっくり片付けようという気持ちになってもらえるのだと思います。
物件が市場に出ることによって、金額感も分かりますし。
– 売りたい気持ちの背中を押す、ということですね。
大分こうや不動産 佐藤社長:
弊社はありがたいことにホームページの閲覧数が多いのですが、これからは売却主のお客様にもアピールしていきたいと思っています。VRを掲載することによって、ホームページからの査定の依頼も増えました。
ホームページからの問い合わせや、査定訪問時に「そちらで売却したらホームページに載ってるような(家具消しの)感じに出来ますか?」というような相談をいただいています。
現在は、専任媒介契約をいただいたら家具消しをサービスしています。
動画とVRを出した物件は「100%成約」する
– スペースリーのVRから動画作成されて、SNSに活用いただいているとのことでしたね。
大分こうや不動産 佐藤社長:
はい、スペースリーのVRから動画が作成できる機能を使って、動画を作っています。
動画をダウンロードすると、ぐるっとルームツアー的にお部屋を周って、また次の部屋に移って、という感じになります。
そこから見て欲しい部分だけ約10秒ずつ各部屋切り取って短めの動画に編集し、InstagramやFacebookなどのSNSにアップしています。
弊社はYouTubeもやっているのですが、YouTubeは編集点も多いですし、撮影者と紹介者の2名体制で行かなければならないので、大変ですね。なので、スペースリーの動画抽出は時短にもなるし、動画のバリエーションにもなってありがたいです。
– SNS投稿が反響数に影響する部分もあるのでしょうか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
反響や閲覧数というよりかは、動画とVRをアップしている物件は、今のところ弊社では100%成約しています。
なので、営業的には「物件が売れなかったら動画VR撮っておくか…」という感じ。「撮っておけば決まる」という雰囲気すらありますね。
– やはり画像よりも動画の方が訴求力が高いということでしょうか。
大分こうや不動産 佐藤社長:
そんなに閲覧数や再生数が多くない物件でも早いうちに決まるものが多いので、イメージが付きやすいということかと想像しています。
画像だけでは売れなくて、動画を撮って出した瞬間に成約した、という事例もあるので。
「動画見てます」と言っていただけたり、動画には担当の営業マンが出演しているので、営業に親近感を持っていただけるという効果もありますね。
– では、今後スペースリーを今後どういう形で活用していきたいか、展望をお伺いできますか?
大分こうや不動産 佐藤社長:
現在は買主様向けのホームページ構成になっていますが、売却主のお客様向けのコーナーをホームページに大きく作りたいと思っています。実は投資用物件にも力を入れようかと思っています。
弊社はグループ会社のエイブルが賃貸管理をやりますので、投資用物件を勧めるだけじゃなく「買ってもらったら賃貸管理部門がスペースリーを使って入居率を上げますよ」というグループ内での戦略を組もうと考えています。投資用物件を安心して購入していただける流れを作りたいと思っています。
あとは少し小さい話になりますが、中古住宅とか新築建売で、CG家具を自身で配置できるAI空間設計の機能を使って実在する家具を販売していきたいな、という気持ちはあります。セット販売とか、ECサイトのようなイメージですね。
賃貸のリフォームなどもやらせていただくこともありますが、中古住宅の販売時にもリフォームの提案をしつつ、家具の提案も一緒にしていきたいと思っています。
– 今後の活用のお力になれればと思います! 本日は貴重なお話を、ありがとうございました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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