佐藤工務店は美唄・岩見沢・滝川・砂川を中心とした空知エリアで新築・注文住宅を建てる工務店です。基礎工事から自社施工し、お客様の理想の住まいづくり実現する地域密着の工務店です。
今回は、株式会社佐藤工務店 代表取締役社長 佐藤 隆行 氏と新建ハウジング・リノベーションジャーナル発行人である三浦氏(株式会社新建新聞社 代表取締役)との対談です。
目的 | 営業・成約率アップ |
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用途 | ホームページ掲載・バーチャルホームステージング・動画抽出 |
業種 | 工務店 |
会社名 | 株式会社 佐藤工務店 |
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所在地 | 北海道美唄市大通東1条南5丁目1番23号 |
事業内容 | 土木工事、建築工事請負/建築の設計及び工事監理/建具の製造及び販売業 他 |
URL | https://www.satoh-21.com/ |
● インタビュアー:三浦氏(新建ハウジング・リノベーションジャーナル発行人)
● 回答者:佐藤氏(株式会社 佐藤工務店 代表取締役社長)
価格面と操作のかんたんさで「スペースリー」を選択
新建ハウジング・三浦氏(以下、三浦氏):
佐藤工務店さんは、北海道の美唄・岩見沢・滝川・砂川という空知エリアを中心と、その他にも千歳・札幌・恵庭方面の新築注文住宅を建設されており、お客様の理想の住まいづくりを実現する地域密着型の工務店です。また、基礎工事も自社で施工されていると伺いました。
佐藤工務店・佐藤様(以下、佐藤氏):
はい。営業部・不動産部とあり、基礎工事も自社の大工が行います。お客様に安心していただけるよう一貫受注でクオリティを高めています。
三浦氏:
それでは、佐藤工務店さんが利用されている360°パノラマVR(以下「VR」と表現)を制作できるサービス「スペースリー」についてお話を伺います。
北海道ではVRを導入している事業者がまだ少ないかと思います。また、佐藤工務店さんの対象エリアは地方部の印象を受けますが、なぜVRを導入されたのでしょうか。そして数あるVRのサービスの中から「スペースリー」を選ばれた理由も教えてください。
佐藤氏:
当社はもともとIT推進に前向きで、VRも自ら作成していました。静止画の写真は、空間の広さや奥行きを正確に伝えることが難しいです。ですが、VRならそれが可能です。見る方の空間認知を高めることができるため、物件のイメージがしやすくなります。
一方で、自ら作成したVRは簡易的であったため外注を考えましたが、制作費用が数十万円と高額なため、自社でどうにか作ることはできないかと調べていたところ「スペースリー」を見つけました。
「スペースリー」を含めて、いくつかのVRサービスを従業員に試作してもらったところ、「スペースリー」は直感的に操作ができ、簡単にVRを作成できるのが良いと思いました。
「価格面」と「操作性」の2つの点で導入を決めました。
三浦氏:
VRなら空間認知が高まる、それは良いですね。
物件の広さや間取り、雰囲気を言葉で説明するのは簡単ではないので、それがVRを見るだけで伝わるのであれば双方にとって大きなメリットだと思います。また、「スペースリー」によって自社でVRコンテンツの制作が可能になったということですね。
活用シーンは不動産賃貸と新築の両方でしょうか。活用してどのような効果を実感されていますか?
佐藤氏:
不動産賃貸ではアパートの案内にVRを活用しています。ホームページに掲載しており、オンラインでVR内覧ができます。VR掲載後は特に若い方からのお問い合わせが増えました。高齢の方は実際に物件を見たいという方が多い印象です。
VR掲載後は資料請求数が1.5倍UP、それに伴い成約数もUP
三浦氏:
ホームページで気軽にVR内覧ができると、細かなご案内の手間が省けて、従業員の皆様の「生産性の向上」に繋がりそうですね。お問い合わせ数のUPもメリットだと思います。
では次に新築での活用方法と効果について教えてください。
佐藤氏:
新築は、お客様からVRの掲載許可を得た物件のみホームページなどに載せています。
昨年はホームページをリニューアルして、VRやSNSを含む様々な流入施策を行っており、閲覧数も増え、前年比で約1.5倍資料請求数が増えています。成約率も1.5倍までではないですが、増えています。
三浦氏:
ホームページでのVR内覧数が増えたことで、物件のイメージが静止画のときより上がり、資料請求数が1.5倍UPなどの反響に繋がっているのですね。因みに、現地内見数の削減にも貢献していますか?
佐藤氏:
はい、現地内見数の削減にも貢献しています。
VR内覧は時間に縛られずに、いつでも何回でも見ることができるため、「ここにソファを置きたいね」など、新生活を想像しながらじっくりと検討できますし、物件への興味ありなしも判断しやすいです。VR内覧の対応物件数を増やすことでより効率化はできると思います。
三浦氏:
なるほど。ホームページなどでVR内覧をした後に実際の物件を見学する、という流れが御社のパターンでしょうか。また、御社はモデルハウスを持っていないと伺っていますが、「スペースリー」のVR内覧がその代替えをしていることになりますか?
佐藤氏:
VRを掲載した場合は、そのまま資料請求後に来店、接客をします。
当社はモデルハウスがないため、VR内覧がモデルハウスの役割をカバーしています。また、定期的にお客様の許可を得て現地見学会も行っています。
三浦氏:
VR内覧後に見学会に参加される方は、「本気のお客様」の印象があるのですが、実際はいかがでしょうか?
佐藤氏:
仰るように成約率はとても高いです。
三浦氏:
やはりそうなのですね。「質の良い見込み客」の来店は、営業の方の生産性向上にも繋がりますね。
VRは24時間365日働く営業スタッフ!
三浦氏:
今後VRをこのように使っていきたいなどの見通しがあれば教えてください。
佐藤氏:
VRは時間と場所を選ばずに、スマホでゆっくり内覧ができます。隅々まで物件を見れますし、コメントなどで特徴を伝えることもできるため、24時間365日働いている営業スタッフの一人であると考え、運用しています。VR内覧をきっかけにPV・資料請求数UPのフックになってくれているので、今後もSNSでの活用やコンテンツの作成を増やしていきたいと考えています。
三浦氏:
「スペースリー」の機能についての質問をさせていただきます。佐藤工務店さんのホームページに掲載されているVRの各部屋のタイトルがついているのですが、説明書きも入れられるのでしょうか。
佐藤氏:
はい、VR内に説明書きを入れることもできます。ですが、当社の場合には施工例の中に静止画も掲載しています。そちらに説明文を載せているため、あえてVRには入れないようにしています。VRでは空間・物件の雰囲気を体験していただくようにしています。
三浦氏:
VRと静止画の2つのパターンを掲載して、静止画の方でじっくり解説を見てもらう仕様になっているのですね。わかりやすいですね。
最後に「スペースリー」についてこんな使い方も考えているなどあれば教えてください。
佐藤氏:
「スペースリー」は定期的にバージョンアップをしているので、今後新しい機能も活用して、より当社の物件を見ていただき、魅力を訴求していきたいと考えています。昨今、住宅業界は集客が非常に厳しいので、VRやSNSなどにルームツアー動画を掲載して認知を広げていきたいです。
三浦氏:
ありがとうございます。VRには大きな可能性があると感じました。3Dコンテンツで物件をリッチに見せるのはとても効果的ですね。見る方の好奇心を掻き立て、もっと見たいと思ってもらえるのでしょう。また、バーチャルとリアルの両方を見たお客様がホットな見込み客である可能性が高いというお話は興味深いと思いました。効率的に成約率を上げるという点では素晴らしい取り組みです。
北海道のこのエリアで、他社が行っていないことに先陣を切って取り組む独自戦略はとても素晴らしいです。従業員の生産性が上がるだけではなくて、希少価値にも繋がり、結果として資料請求数は約1.5倍増えていますし、成約数も増えている、素晴らしい取り組みだと感じました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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