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2024年8月の気になる不動産・テックニュース

月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回のテーマは「賃貸住宅のトレンド」。ペット可賃貸や、上下貸し、スペパ重視など…様々なトレンドが現れている現代の賃貸住宅にフォーカスします。

ペット可物件のポイントは「管理体制」

最近、少子化高齢化の煽りを受けて、ペットを飼育している世帯数が増加しているというデータがあります。
そのため、ペット可物件のニーズが拡大しているというお話です。

ペット可賃貸、ニーズ拡大続く

特に猫は室内飼いをできることもあり、賃貸物件でも猫を飼いたいというニーズが拡大しているということです。
また、多頭飼いのニーズも潜在的にあるということ。

賃貸物件でのペット飼育の場合、問題になるのは管理体制だと記事の中では書かれています。
確かに、せっかくペット可物件に入居しても、住民トラブルで退去を余儀なくされる…などでは悲しいですものね。
ペット飼育における管理がしっかりしている物件、というのも、現代ではアピールポイントとして挙げられるものかもしれません。

ペット可物件のニーズは、今後も拡大する可能性があります。続報に注目ですね。

団地への若年層呼び込み 新施策は「上下貸し」?

高齢化によって過疎化することが見込まれている、古くからの団地。
最近は「リノベOK」や「無印プロデュース」など、団地の部屋であることを生かしたブランディングが活発なイメージです。
若年層を団地に呼び込む施策として、今回取り上げられているのは「上下階セット貸し」です。

高齢化団地の上下階「セット貸し」が満室 家賃5万円台で若い世代呼び込む

上下階で2部屋をセットで貸し出すことによって、居住スペースと趣味のスペースを分けたり、SOHO的に仕事に使ったりできるようになるということです。
記事で紹介している事例では、上下階のセット貸しで5万円の破格とのこと。
しかし、確かに遊休部屋にしておくくらいなら、セットで貸して若年層を呼び込むというのは妙案に思えます。

高齢化による団地の空洞化・老朽化も社会問題となっています。
持続可能な社会の実現に向けて、団地問題の解決になるかもしれないセット貸し、これから注目しても良さそうですね!

若年層が気にする「スペパ」とは

「スペパ」とは「スペースパフォーマンス」の略語だと言います。
「タイムパフォーマンス」略してタイパの仲間だということはわかりますが、このスペパが若年層の住居選びに影響を与えているというのです。

新生活を始める10〜20代が引越しの際に気にする「スペパ」ってなんですか?

上記の記事は、UQコミュニケーションのアンケートをもとにした記事となっていますが、若い世代がスペパを気にするという現象は、個人的には「推し活」が普通になった現代ならではだなという感覚もあります。

現代の若者は、とにかく「推し」がいるのが当たり前、という傾向を感じます(私の周囲ではですが)。
推し活をしていると、推しのグッズや推しの円盤、推し活に必要な諸々(オペラグラスやキャリー、祭壇など)を置く場所が必要だけど、都心の住居ではその場所も十分取れない…。
そうした事情から、スペパを気にするようになるのではないか?と想像します。

スペースパフォーマンスの高い住居というのは、つまり「収納力が高い」「狭くても快適に使える」住居ということだと思います。
若年世代への住居案内の際に、そうした事情を少し斟酌して案内してみるのも、契約率アップのポイントになるかもしれません!
皆様の考える「スペパ」物件を、アピールしてみてもいいかもしれませんね。

以上、スペースリーがピックアップした「2024年8月の気になる不動産・テックニュース」でした。 気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!

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