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【VR不動産活用事例】オンライン反響数2倍も! 地域密着型企業でも活用が広がるVRの効果|香陵住販株式会社


香陵住販株式会社は、茨城県で賃貸仲介件数ナンバーワンを誇る不動産仲介管理会社です。


地域に密着した経営を心がけ、「地域」と「人」を大切に、をモットーに1981年から営業しています。


今回は、香陵住販の営業推進室室長である鳥居様にお話を伺いました!



目的 営業・成約率アップ
用途 ホームページ掲載・商談での使用
業種 不動産賃貸仲介


会社名 香陵住販株式会社
所在地 茨城県水戸市南町2-4-33
事業内容 不動産賃貸・売買・管理・仲介
URL https://www.koryo-j.co.jp/



転勤や入学 決まった時期の物件案内にVRを活用


ー 本日はよろしくお願いいたします! 香陵住販様には、2020年の終わりにスペースリーを導入いただきましたが、2021年度のプロジェクト作成数がスペースリー導入事業者様の中で2位、アップロードシーン数では全事業者様の中で1位となっており、非常にご活用いただいています。そもそものVRを導入された背景をお伺いできますか?


香陵住販:
導入した一番の理由は、他社との差別化です。


ホームページやポータルを含めて、今までは写真と間取り図があって物件情報、というのが当たり前だったので、VRなら目新しいだろうと。 また、弊社の場合は法人や転勤のお客様が多いため、静止画では遠方の方にとって分かりにくいだろうと思い、導入したという理由ですね。


ー VRを導入するにあたり、他社と比較してスペースリーに決めていただいたポイントなどありましたでしょうか?


香陵住販:
決定打は「精度が高い」ことでしたね。
寸法を測れる「AIサイズ推定」が個人的に一番良いなと思ったポイントです。


お客様から「カーテンのサイズを教えて」と言われたときに、今までは営業がカーテンのサイズを測りに行っていました。そういった目に見えないコストを、AIの力によって削減できる。そこが個人的に一番すごいなと思いました。


あとは、VRから静止画を切り出せる「静止画抽出機能」もすごく気に入っています。ポータルに掲載する静止画はやはり必要になりますので、VR撮影と静止画撮影を一度に済ませられるのはとてもありがたいですね。


ー 香陵住販様のメイン客層は、どんなお客様が多いのでしょうか?


香陵住販:
学生のお客様ももちろんいらっしゃいますし、あとは他県から転勤でいらっしゃるお客様も多いです。
そうした場合は、特にVRが活躍します。


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転勤シーズンは日本全国で決まっていますので「良いな」と思ってもまだ入居中だということも多々あります。
そういうときにVRがあることによって、現地内見なしのご案内でも安心していただけていると思います。


ー 転勤のような、決まった時期のお引越しにはVRを役立てられているわけですね。


香陵住販:
大学生の入居も同じことです。大体3月末に入退去が集中して「空き予定かつ入居中」のお部屋が増えます。
そうしたお客様をいかに囲い込み、申し込みをしてもらうかという部分で、VRがあるとやはり良いですよね。


VR導入後、オンライン問い合わせが倍増


– 香陵住販様では、自社管理物件以外もVR撮影を推進しているとお伺いしました。


香陵住販:
当社の場合は、仲介はもちろんのこと、売上の一番の背骨となるものは管理料収入です。安定収入の一つですので、管理物件をいかに増やすかが重要です。


香陵住販オフィスの様子

管理物件を撮影するのは当たり前のことで、それ以外でも管理物件ではない物件も撮影して、オーナーさんに「香陵住販ではこういう集客の仕方をしています」と紹介する。それによって管理物件獲得のための手法としている部分があります。


他社さんの物件(仲介物件)を撮影に行くのは、売上という即効性は少ないですが、中長期的に見ればその物件が香陵住販の管理になっていただける可能性もある。その第一歩として仲介物件撮影を捉えています。


– 導入後1年でとても多くのプロジェクト数を作っていただいていますが、VR導入後に自社ホームページからの問い合わせ数などに変化はあったのでしょうか?


香陵住販:
来店数はコロナの影響もあって減っているんです。ただし、オンラインからのお問い合わせ自体は前年比で1.5倍になりました。


店舗によってはオンラインの問い合わせが2倍以上の伸びを見せているところもあるので、これは確実にVRの効果が出ていると思っています。


– VRの導入以外に、オンライン反響拡大のために何か対策をされたのでしょうか?


香陵住販:
いいえ、特に昨年から変えたことはありません。


コロナが収まらないと判断が難しいんですが、コロナ禍で来店したくないからホームページのVR閲覧が増えたのか、もともとVR内覧が潜在的に需要として高かったのか。


ただ、コロナ禍がきっかけで「家でも部屋探しが出来るんだ」「家でも契約までできるんだ」という意識は、世の中に浸透してきていると思います。


– 「来店するのは当たり前」という文化が変わってきていると。


香陵住販:
当社も含め、他社もそうなってきていると思います。


ファミリー層のお客さまの来店に備えて、キッズスペースも

地元の他社さんでもパノラマ掲載が増えていると思います。ここ1年ですごく増加したんですよ。
やっぱり不動産会社の社員の意識も変わってきていると思いますね。


– オンライン内見(※)数自体は増加傾向にありますか?


香陵住販:
右肩上がりで増えていると思います。
オンライン内見するお客様ほど、成約率は高いですね。


当社の場合、先にIT重説を浸透させようとしてきたので、オンライン内見はIT重説のあとに波が来た形です。


– VR導入後、何か変化したことはありますか?


香陵住販:
VRの直接の影響があるかはかわかりませんが、1来店あたりの現地案内数が減って、効率化できている所感はあります。
1来店あたり7〜8件だったのが、4〜5件ほどになっているという肌感覚ですね。2020年以前の3分の2くらいに減っている。


大体、今のお客様はネットを見てから来店されるので、その段階でもうある程度絞ってきていただいているという理由もあると思います。
例えば「あのお部屋は眺望でお墓が見えたからここはいいや」とか「入り口がちょっとイメージと違うので内見はいいです」とか。そういった意味でも内見数は減っていると思います。


以前は「実際に内見に行かないと分からないから、7〜8件は全部内見に行きたい」だったのが、VRで詳しく見られるようになってからは3〜4件ほどに絞り込んでから問い合わせいただいているといった肌感覚です。


やはり、お客様の物件探しもどんどんオンライン化しているのだなと実感しています。


オンライン内見→電子申込、IT重説まで 完全オンライン化を目指す


– スペースリーを使ってみて、特に良いと思った部分はありますか?


香陵住販:
良いなと思ったところは、クラウド管理なので「このデータを編集すれば良い」というのが管理しやすいところです。


クラウドサービスなら当たり前かもしれませんが、前に使っていたサービスはその辺の使い勝手が良くなく、メールでデータを送って編集依頼、データをドッキングして…という感じで作業していたので、大分手間が削減されたと思います。


– 全社的にコンテンツ管理が可視化出来るようになったということですね。


香陵住販:
そうですね。URL自体は連携ですぐ基幹システムに入るようにしていて、あとはちょっとした編集をするくらいなので、営業がルール通り撮ってくれていればかなりスムーズに公開まで至れます。


現在は編集作業が入るので、基本は翌日以降アップになるのですが、スペースリーさんは圧倒的にUIがわかりやすく操作も簡単なので、今後は撮影してすぐアップという運用も可能なのではないかと思っております。


– 各店舗に撮影方法の浸透をするために、ルールづけをするのに工夫していることなどはありますか?


香陵住販:
そのあたりはスペースリーの方にすごくサポートしてもらっているので、お任せしてしまう部分もあります。


社内でもフローチャートでVR撮影マニュアルを作って展開したのですが、あまり見てもらえていないと思います…(笑)。


なので、撮影したコンテンツに問題があったら、都度ピンポイントで「この店舗でこういうミスが多いです」という風に注意していく。原始的ですけど、繰り返し言って定着させる方法を取っています。


– では、今後御社ではどんな施策に注力していきたいと考えられているのか、教えてください。


香陵住販:
大きく言えば、完全非対面での営業・契約を推進していきたいと考えています。


スペースリーを使ってオンライン内見してそのまま電子申込み、電子契約まで行える。これが究極だと思います。


現在は法律的にブロックされている部分もまだあるので、せめてお問い合わせをいただいてから申し込みまでは非対面でいきたい。なので、弊社の管理物件、掲載している物件は100%VR化を目指しています。


今後、追客したときに、VRも一緒にパッと送れる仕組みを社内整備できればなお良いと思っています!


– ありがとうございました!



※本記事では、オンライン内見=VRやオンラインビデオツールを使い、オンライン上で内見することと定義しています。



最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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