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【VR不動産事例】反響率を前期の2倍に押し上げた「居抜きオフィスVR」|オフィスナビ株式会社


オフィスナビ株式会社は、全国のオフィス仲介関連事業を展開する不動産仲介会社です。


「オフィスと人をより良くつなぐ」をスローガンに、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台でオフィス仲介事業を展開。オフィス検索・仲介ポータルサイト「オフィスナビ®」を中心に、倉庫物件検索サイト「ロジナビ®」の運営や、新サービスの「居抜きオフィスナビ」、「ファシリティマネジメント事業」「ビルコンサルティング事業」なども展開しています。


今回は、オフィスナビ物件情報DB責任者 小野田様、営業部長 山尾様にお話を伺いました!



目的 営業・成約率アップ
用途 ポータル掲載・QRやURLでの共有
業種 オフィス仲介


会社名 オフィスナビ株式会社
所在地 東京都千代田区神田須田町1-12-3 アルカディアビル9F(東京本社)
事業内容 オフィス仲介事業
URL https://www.office-navi.co.jp/



オフィス紹介ポータルの運営、オフィスレイアウトでVRを活用


– 早速、御社の事業概要について簡単に教えていただけますでしょうか?


山尾様:
弊社はオフィスの仲介を専門で行っております、オフィスナビという不動産会社です。色々な物件紹介をさせていただく中でVRを推進しております。


弊社はあくまで仲介会社なので、貸主(オーナー)として物件を所有しているわけではありません。逆に言えば、全ての賃貸物件をご紹介できる立場でもあります。


左から営業部長 山尾様、物件情報DB責任者 小野田様

– スペースリーを導入されたきっかけについて教えていただけますか?


小野田様:
もともとスペースリーを導入する前にRICOH THETAでの360度撮影を2014~2015年くらいにスタートしており、その際パノラマ画像データをどう活用していくかという話が社内で出ていました。


そんな中、最初は画像データを一枚ずつしかVRすることが出来ないアプリを使用していたのですが、複数撮影したデータをどう活用できるかと考えて調べたところ、スペースリーのサービスを知りました。


VRツアーの作成・編集のしやすさ、そして複数メンバーでのデータ管理のしやすさがポイントになりました。
そして何より、複数の撮影データを1つのデータに反映出来るようになり、お客様への物件情報の伝え方、オーナーへのアプローチ方法など、様々な場面で幅が広がりました。


– 撮影担当者の人数を教えていただけますか?


小野田様:
スタート時は、まずは大阪と東京メインでVR撮影をスタートしたのですが、各拠点で撮影方法、作成方法に関する説明会を行い、今では全拠点の社員のほとんどがVR撮影はできます。


東京は物件数が多い為「撮影部門」があって約5〜6名のメンバーが在籍しており、日々撮影を行なっています。 それ以外では内覧会やお客様案内時など、可能なときに各営業がそれぞれVR撮影を行なっています。


– 3DCGで作成されたオフィスレイアウトを公開されているのを拝見いたしました。


小野田様:
ありがとうございます。
弊社はオフィスの紹介からオフィスづくりまでやっていますので、別途レイアウト部門もあります。


ご提案用や依頼のあったレイアウトデータを作成する際には、2次元のデータと比べて3次元のデータの方が、お客様が入居後の室内をイメージしやすく、喜んでいただけることが多いです。


他にも、弊社には「オフィスVRサービス」というサービスがあり、レイアウトやオフィスVRデータをオーナー側に納品もさせていただいているので、オーナー側から「こういうレイアウトがほしい」「ここをポイントにして撮影してほしい」などのご相談を受けることもあり、オーナー目線でのVRデータの作成代行も行っております。


物流施設、居抜き…さまざまなオフィス紹介サイトを運営


– オフィス紹介VRとしてHPに掲載する以外に、VR活用シーンはありますか?


小野田様:
本当にさまざまな場面で活用させて頂いているのですが、例えば物件を提案する際、ビルの設備やフロア構成などの詳細を案内するのにもVRを活用しています。


あと、弊社は別途物流施設に特化した「ロジナビ」というサービスもあり、そこでもVRを活用しています。他にも、例えば成約後のお客様が内装完了した際の記念に、室内の撮影データをプレゼントしたりしています。
このように様々なところで活用をしています。


山尾様:
弊社では「居抜きオフィスナビ」というサービスもあって、前テナントさんの間仕切りや什器をそのまま残した状態で次のテナントさんに貸すという「居抜き」を専門に扱ったサービスもあります。


居抜きは図面だけだとイメージが湧かないことが多いので、VR撮影をするとオフィスがどういう状態なのか分かってもらいやすいです。なので、スペースリーのようなVRサービスは居抜き・セットアップといったサービスとの親和性が非常に高いと考えています(※セットアップとは、オーナー側が什器や間仕切りなどを用意して、配線を繋げばすぐ仕事ができるような状態まで作り込みをされているオフィスのことです)。


セットアップオフィスの一例

物件情報をしっかり見るには会員登録してもらう必要があるのですが、居抜きオフィスナビにVRを導入したところ会員登録件数が非常に増えました。


– それは素晴らしいですね。反響率などに変化はありましたか?


小野田様:
居抜きオフィスナビでは、売上、契約件数、反響数の項目において、半年(1~6月)で昨年1年間(2020年1~12月)の1.5〜2倍の数値になりました。


2020年4〜5月、いわゆるコロナ禍になってから一度目の緊急事態宣言のときは、僕らもオフィスに行って良いのかすらよくわからないタイミングで、単純にビジネスマンが働いてない時期だったということもあり、反響率に影響もあったのですが、その後6〜7月以降は今まで類を見ないくらいのお問い合わせを頂くようになりました。


– 宣言が明けた後、逆に問い合わせは増えたのですね。


山尾様:
宣言中の2ヶ月動かなかった分の反動が、6〜7月で揺り戻しになったという状況でしたね。


もちろんテレワークによって縮小移転される企業もありますし、コロナ禍だからこそビジネスが成功したという企業が増床されていくお手伝いもさせていただいています。


VRがないとなかなか借り手がつかない「居抜き」


小野田様:
コロナ禍前後での大きな変化は「居抜き」という存在が一般的になったということだと思います。


東京では比較的浸透していましたが、地方では「居抜き? なんだそれ」という空気があったと思います。コロナ禍で縮小移転が増えたことで、元の事務所を居抜きするという動きが広がった。それはコロナ禍でオフィス業界が大きく変化したことの1つだと思います。


この変化から、今までだったら撮影させてもらえないような大型ビルもお手伝いさせて頂くこともありました。それによって「居抜きオフィスナビ」の情報も充実して、今まで以上にお客様により喜んでもらえるサイトになったと思います。


居抜きオフィスの一例。このようにデスクなどの什器などが残ったままの状態で取引をする

山尾様:
コロナ前のオフィスは空室がほとんどなくて、値段も上昇を続けていた。いわゆる売り手市場だったのですけど、コロナで転出される会社さんが増えて空室率が上がってしまった。


オーナー側は今まで高い賃料でも勝手に決まっていたところが「思わぬ空室ができてしまった」となり、居抜きやセットアップを考え始めるわけです。


オフィスには原状回復をして渡すか、原状回復しないで渡すかという選択肢があって、2パターンの流入が期待できるので、そのために弊社は「オフィスナビ」と「居抜きオフィスナビ」を分けました。


VRを導入したことによって、その2つの違いをよりわかりやすくアピールできていると思いますね。


– VRの有無で問い合わせに変動はありますか?


山尾様:
そうですね、特に居抜きオフィスの場合はやはりVRがなければ問い合わせはいただきにくいです。


VR撮影してあって、かつセットアップやデザインオフィスの居抜きであれば、お問い合わせをいただきやすいですね。というか「VRがない物件でお問い合わせをもらう物件はほぼない」と言ってもいい。こちらから提案して内見・成約という形はあるのですが、ホームページを見てのお問い合わせはほぼないです。


弊社はダイレクトインで物件に直接お問い合わせをいただけるのが強みの1つでもあります。なので、VRで先にある程度物件を確認してもらえると、成約率が高くなりやすい。イメージを持ってもらいやすいです。

インテリアも残した状態の居抜きオフィス例

– セットアップのオフィスで、セットアップをする前段のレイアウト提案をVRでしているとお聞きしました。



山尾様:
はい。オーナー側としてもいきなりセットアップに投資するのはリスクが高いので「こういうレイアウトで作れますよ」という資料をCG制作したVRで提示するお手伝いしています。


オーナー側はいきなり投資をしてロスすることなく、事前にお客様がVRで選んだ家具をセットアップすればいいだけなのでスムーズに話が進みやすいです。


– 特に印象的なオフィス案内の事例はありましたか?


山尾様:
大阪の物件で担当者には内覧をしてもらっているけど、決裁者が東京にいらした事例です。VR画像を送って会議室に映写して、本社の決裁を採ってもらって契約にいたりました。


決裁者も頻繁に大阪に来るわけではないので、決裁者が「VRで確認したという実績」さえ付けておけば、承認を取りやすいそうです。


外資系企業でも同様の事例はありますね。今までだったら決裁者が来日するまで半年待たないと物件を決められない、日本に来るタイミングで無理矢理内見してもらうということが多かった。そうなると、決裁までが長すぎて他社さんで物件も決まってしまうことも多かったです。


そういう場合は仕切り直しや調整も大変だったのですが、VRを使うことでそういった契約部分の時間短縮もできるのが嬉しいポイントです。


企業によっては決裁まで半年くらいかかっていたものが、1ヶ月で契約に繋がったというケースもあります。


今後のオフィスVRは「SFのごとく」!?


– 今後のスペースリーへの要望や展望、御社で考えられている活用プランなどがあれば教えてください。


小野田様:
「こうなったら良いな」という理想を語ってしまいますが、例えばボタンをポンと押したらそこにバーチャル空間が広がって、何もない空間からオフィスの室内が再現される、とか。


その空間でレイアウトパターンが複数選択できて、バーチャルで机の位置が確認できるとか。そういうXRのオフィス内覧が現実できたら、すごいですよね。


山尾様:
完全にホログラムみたいにならないにしても、ゴーグルやグローブをつけることで、遠隔からでもオフィス内をリアルに歩き回れたり、ものを触った感覚がわかったり、レイアウトに実際座ってみたり触れてみることができる。より3次元的なVRになっていくことを期待します。


今の時勢で「オフィスがなくなるんじゃないか?」という懸念がある中で、僕らみたいな業者はオフィスの今後の在り方を考えていく役割だと思っています。今はSF映画みたいに思える技術も、いずれはスペースリーのような企業によって現実になっていくだろうと。


そういう技術革新に対して、僕らは「どれだけ面白いオフィスを提案できるか?」という仕事をして行こうと思います。


– まさに『アイアンマン』のトニー・スタークのような世界ですね(笑)! 弊社もよりリアルなVR・XR実現に向けて頑張らせていただきます。
本日お時間をいただきまして誠にありがとうございました。



最後までお読みいただきましてありがとうございました。

スペースリーでは今回ご紹介した事例以外にもVRの導入事例が多数ございます。サービスにご興味のある方はもちろん、他社の導入事例について詳細をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡お願い致します。






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