2023年3月の気になる不動産・テックニュース
月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月は18歳〜26歳を中心とする「Z世代」と呼ばれる若い世代のお部屋探しに注目したニュースをピックアップしていきます。
まずは、大手ポータルのSUUMOが取り上げた、イタンジの調査レポートについて。
Z世代の約67%が「SNSで部屋探しをしたことがある」と回答したという結果が出たそうです。
ここでいうSNSとは、Twitter・Instagram・TikTok・YouTubeなどのメディアのこと。
YouTubeでのお部屋紹介動画や、Instagramのリール(90秒の短尺動画を投稿できる機能)に動画コンテンツをアップしたことのある事業者様も多いのではないでしょうか?
しかし、SNSのみで部屋探しをしているわけではなく、あくまでポータルやサイト閲覧などと併用して進めているという結果も出ています。
最近はルームツアーなどの動画を賃貸管理事業者がアップして、自社サイトに誘導→反響を獲得、というルートもかなり増えている印象ですね。
今やショート動画や短文での紹介は、不動産事業者にとってなくてはならないテクニックになりつつあります。
また、記事の中では
部屋探しから物件の契約まで全てスマートフォンで完結(電子契約)できると嬉しいですか?という質問には、約85%が「はい」と回答した。
(引用元:https://suumo.jp/journal/2023/02/28/194233/)
というように、お部屋探しをオンラインで完結できるというメリットは若い世代に訴求するのに効果的ということが見て取れます。
賃貸仲介・管理事業者にとっては、SNSでのPR戦略、及びIT重説の導入を含む不動産DXは、これからの時代の必勝戦略とも言えます。
また、Z世代の住居への感覚を知るのに、at homeが行ったトレンド調査レポートはぜひ見ておきたいもの。
・ 約7割が「効率性」を重要視
・ 情報を収集する際に利用するSNSの中で最も信頼するのは「Instagram」が15.2%
上記2つの情報からもわかる通り、効率よくお部屋情報を集められる(しかもSNS上で)というのが、Z世代にとっては大切なことのようです。
また、Z世代の約半数は推し活をしており、推しのためのスペースが家にあるとのこと。
いわゆる「神棚」や、推しグッズを収納するための収納スペースなども、重要なポイントになって来ると思われます。
スペースリーとしては、お部屋探しをする上でそうしたスペース感を確認するために、ぜひVRを活用してほしいと思ってしまいますね。
また、これも特徴的だと思ったのは「不動産会社から電話があっても、すぐには出ずに番号を調べてかけ直す」です。
Z世代は電話などを使わないとはよく言われていますが、正しくは「親しくない人以外には音声通話というコストをかけない」ということだと思っています。
つまり、DMやLINE、テキストベースでのやりとりの方がより素早く連絡が取りやすいということ。
この辺りのやりとりに、追客機能などを噛ませて効率化する事業者様などもいらっしゃいますが、まずは顧客との効率の良いやりとりシステムを構築することがマストになってきそうです。
ここまでZ世代の傾向を見てきて、言えることは「DXは必須」ということですね。
時代に合わせてSNSの活用、音声以外でのコミュニケーション方法、お部屋情報のコンテンツの豊富化など、対策することは山盛りです。
今後も皆様へ令和をサバイブするための情報を配信していくために、スペースリーも常にアップデートしていきます!
以上、スペースリーがピックアップした「2023年3月の気になる不動産・テックニュース」でした。
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