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2023年7月の気になる不動産・テックニュース

月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月は、買取再販やリノベーションを含む「住宅・物件の再活用」のニュースをセレクトしていきたいと思います。

大手ハウスメーカーも注目 戸建ての買取再販強化の動き

1つ目のニュースは、最近注目を集めている「買取再販事業」についての記事です。
現在は中古マンションの買取再販が盛況ですが、今後は戸建ての買取再販も増えていくのではないか?ということです。

「戸建ての買取再販」が今後増えていく?! 大手ハウスメーカーが続々と強化の動き

記事内では、パナソニックホームズ買取再販事業の強化や、積水化学工業とリノベる。の協業などについて挙げつつ、ハウスメーカー全体が買取再販強化の傾向にあると分析されています。
2023年3月には、空き家対策特別措置法の改正案が閣議決定されるなど、中古戸建ての相続や空き家問題についても、社会問題として対策が練られていることも遠因だと思われます。

戸建て・マンション問わず、日本人の住まい環境自体が高齢化していることは事実です。
リノベーションやリフォームによって「物件の住める期間を長期化する」「SDGsに寄与する」という方向性は、これから先の住宅・不動産業界に共通のトレンドになると考えられます。

買取再販関連のニュースについては、今後も定期的に追っていきたいと思います!

プロのレクチャーを受けながら団地DIY 新時代の団地暮らし

次のニュースは、大阪府住宅供給公社が提供する団地において、プロの指導を受けながらDIYして暮らせる『つくろう家Basicレクチャー』が通年実施されるというニュースです。

公的賃貸住宅で初のDIYレクチャー付き賃貸プラン「つくろう家Basicレクチャー」通年実施が決定

賃貸プランの内容は、大阪府にある香里三井団地(寝屋川市) と牧野・B団地(枚方市)において、DIYのプロのレクチャーを受けながら団地に暮らそう、というものなのだとか。
買取再販と同じく、SDGsの文脈で注目されることも多い団地リノベーション。
プロの指導を受けながら楽しくDIYして暮らせる賃貸プランというのは、確かに目新しいですよね。

マンションや住宅のリノベーションもそうですが、近年は価値観の多様化もあり、住宅や物件にも多様性が求められる時代です。
どんな家にどんな風に暮らしたいかは、人それぞれ。
むしろ自分たちに寄り添う家を自分たちで作っていきたい、と考える人が増えてきているように思えます。

スペースリーにもCGで作れるバーチャルリノベーション制作代行のプランがあります。


これからは賃貸でも売買でも注文住宅でも、顧客に寄り添う「プラン提案力」が求められていく時代になっていくのかもしれません。

マンションのリノベーションを考える

最後のニュースは、明和地所が実施した「マンションのリノベーション」に関する調査結果の記事です。

マンションリノベ、きっかけは「設備の老朽化」や「ライフスタイルの変化」。明和地所調べ

マンションのリノベーションをしたことのある111人に調査した結果をまとめたものですが、リノベーションを実施したきっかけの一番多かった回答は「設備が古くなり、不具合が目立ち始めたから」で、全体の60.4%だったそうです。

また、リノベーションに対する満足度が低いと答えたグループに対する項目の中では「予算がオーバーしたから」が61%と、一番多い結果になっています。
設備が古くなり、不具合を感じ出してリノベーション見積もりをした→実際に施工したら見積もりよりも高くなってしまい不満…という感じでしょうか。

リノベーションの際には、顧客側との事前打ち合わせがとても大切だと実感できる調査結果ですね。
CGでのリノベーション提案や、施主のプラン選択にも役立つバーチャルリノベーションは、今後も注目の技術です。
ぜひ、簡単に導入できるスペースリーの制作代行もご利用ください!

以上、スペースリーがピックアップした「2023年7月の気になる不動産・テックニュース」でした。 気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!

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