月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、最新デバイス・技術×不動産関連のニュースをセレクトしてお届けしたいと思います。

LiDARを使った3Dスキャンで計測できるアプリ

1つ目は、最近話題の計測アプリ「Scanat」のnat社が資金調達をしたというニュースです。

「Scanat」は、スマホに搭載されたLiDARセンサーで空間のデータをミリ単位で測定できるアプリです。
住宅関連事業者において、多くの手間を要していた測定作業や記録作業を、アプリとスマホで簡単にできるようにしたという点が注目されています。

ドローン×赤外線サーモカメラで外壁の剥落を防止！

「さかさま不動産」は不動産仲介ポータルですが、掲載されているのは物件情報ではなく、借りたい人の「想い」です。
その内容を読んだ物件オーナーが、この人になら貸しても良い！と思ってくれたらサイトを通して両者がマッチング。晴れて入居となります。

北九州市では、公共の施設の老朽化が進んでおり、コンクリート片や外壁の剥離・落下が相次いで問題となっていたとのこと。
そこで市が老朽化対策チームを立ち上げ、赤外線サーモカメラを搭載したドローンによる「剥離危険箇所」の発見に尽力しているということです。
赤外線カメラで外壁を撮影することで、表面温度の差で「剥離危険箇所がわかる」とのこと。

建物の老朽化もさることながら、これからの日本は少子高齢化でこうした建物のメンテナンス作業もできる人が少なくなってくると言われています。
最新技術を導入した建物メンテナンスを継続していくことで、人を介さず、少しでも老朽化を防ぐことができればと思います。
スペースリーは、少しずつ社会全体でDXが進んでいくことを期待しています！

Apple Vision Proで内見の常識が変わる？

最後は、ニュースではありませんがNYの不動産エージェントがSNSに投稿しているApple Vision Proのデモ動画をご紹介します。

Apple Vision Proとは、iPhoneやMacなどで知られるApple社が満を持して発売したヘッドセットの名前です。
「空間コンピューティング」を標榜したこの新しいデバイスは、現実とバーチャルリアリティのシームレスな融合にその体験価値があると言われており、アメリカ国内でゲットした人たちが様々な使い方を動画などで公開しています。
現在日本では未発売なのですが、いずれ日本を含む海外でも流通すると言われています。

Vision Proは特にハンドトラッキング（手元の操作をヘッドセットが認識して操作可能になる機能）が優秀だと言われています。
動画を見ていただいても、物件間取りを手でつまむようにしただけで、ヘッドセット内に物件の全景が立ち上がったのがわかると思います。
もちろんこの動画はあくまでデモ用に演出されたものですが、いずれ新しいデバイスの普及とともに、不動産内見もこうした新しい体験としてアップグレードされていくのでしょうね。
スペースリーもトレンドに乗り遅れないよう、日々技術をアップデートしてまいります！

以上、スペースリーがピックアップした「2024年2月の気になる不動産・テックニュース」でした。 気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね！

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