2023年11月の気になるVR・テックニュース
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月のテーマは「ヘッドセットの活用法」です。VRヘッドセットの活用にまつわるニュースを、様々な角度から集めてみました。
薬剤師の早期教育にVRを活用 教育DXの一例に
1つ目のニュースは、薬学部の早期体験が学習にVR教材が活用されているというニュースです。
薬剤師の「タマゴ」をVRで育てる 進化する大学臨床教育のDX
香川県さぬき市の徳島文理大学香川薬学部では、コロナ禍を経てなかなか行えなかった1年生の早期体験学習に、VR教材を活用。
調剤室の内部などを撮影し、動画で見られるようにしたそうです。
学生からは「実際に行ったような経験ができた」と言う声が聞こえているのだとか。
教育VRコンテンツは、大学教育のDXの一環としても注目されているとのこと。
受講した薬学科の水野あみさん(19)は「実際の薬局の中の様子や雰囲気を体験できてすごく良かった。コロナの影響で実際に行くことができなくても、話を聞いて写真を見るだけでなく、そこに自分がいるかのように薬局の中を見ることができた」
引用元:https://www.sankei.com/article/20231112-T36QYHX5IBKQJPZCI52K2I27NY/
上記のように、実際の職場の具体的な環境を目にすることによって、どんなことが行われているのか、どんな作業ができなければならないのかのイメージアップに役立つと思われます。
特にヘッドセットの特徴である没入感によって、自分ごととして能動的に学習を行うこともできます。
これからの教育現場には、ますますヘッドセットの普及が進んでいくかもしれません。
宇宙飛行士のメンタルサポートにヘッドセットを活用
お次のニュースは、Viveのヘッドセット「Focus 3」が国際宇宙ステーションへ飛び立つというニュースです。
Vive VRヘッドセットが宇宙へ! 目的は宇宙飛行士のメンタルサポート
VRヘッドセットを国際宇宙ステーションへ送る目的は「宇宙飛行士のメンタルサポート」とのこと。
面積の限られた宇宙船の中で暮らす宇宙飛行士にとって、ストレスケアは最大の課題。
閉塞感や孤独感と闘うために、11月のSpaceXの商業補給でVive Focus 3を輸送することが決定したのだそうです。
実際は宇宙飛行士がどんなコンテンツを視聴するのか不明ですが、確かにVRヘッドセットで海や山の映像などを体験できたら、閉塞感の改善には効果を発揮しそうです。
メンタルサポートにVRヘッドセットを活用する未来は、すでに現実のものとなりつつあります。
今後、ヘッドセットのさらなる進化にも注目したいですね。
VR酔いを改善する酔い止め薬!?
ちょっと変わった角度のニュースもご紹介。
小林製薬が「VRヨワナイン」という名称を商標登録したことが、一部界隈で話題を呼んでいます。
【やじうまPC Watch】 小林製薬、「VRヨワナイン」を商標登録
小林製薬といえば「熱さまシート」や「のどぬ〜るスプレー」などの独特なセンスのネーミングが話題となりがちですが、今回の商標もストレートに考えれば「VR酔いを止める酔い止め薬」のために取られたと考えるのが妥当です。
実際に、VR酔い用の酔い止め薬が開発されているのかはまだ不明ですが、もし発売に至るんだとしたら…気になる方も結構多いのではないでしょうか?
先日行われたXRをテーマにしたセミナーでも、VR酔いについての質問がありましたが、VRヘッドセットを業務で使う人にとって、VR酔い対策は比較的大きな関心事項です。
もし今後VR酔い止め薬が発売されたら、スペースリーで体験レポートをあげてみようと思います!
以上、スペースリーがピックアップした「2023年11月の気になるVR・テックニュース」でした。 気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!
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