2024年2月の気になるVR・テックニュース
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月のテーマは「テックの最先端」です。AI動画生成からAppleの新製品まで、個人的にも注目しているテックのニュースを集めてみました。
空間コンピューティングデバイスVision Proついに発売!
まず、直近のテックニュースで外せない話題といえば「Apple Vision Pro」でしょう。
AppleがiPhoneの次に満を持して世に送り出したヘッドセット型デバイスです。
現在日本では未発売ですが、アメリカで実体験されたレポートをご紹介します。
Apple Vision Proで取材してみた 表情読み取り笑う分身
AppleはVision Proを「空間コンピューティングデバイス」と宣言しています。
このデバイスによって、今までコンピュータで行っていたような作業をXR的に実行できるようになる、ということだと理解しています。
また、AppleはVision Proが企業利用されることも想定に入れているようです。
Appleが「Vision Pro」にデバイス管理システムを導入。企業や組織向けの利用促進を意図か
パススルー機能の素晴らしさや自身の視界とXR体験の融合の楽しさなどが、次々と体験した人からレポートされていますが、今後日本で発売されたらもっと話題を呼ぶでしょう。
iPhoneに次ぐヒットデバイスになるか? 今後に注目です。
Open AI テキストだけで動画生成できる「Sora」をリリース
ChatGPTが2022年に発表され、世の中には生成系AIがずいぶん浸透したように思います。
MidjourneyやFireflyなどの画像生成系AIも隆盛し、プロンプトさえ調べれば素人でも簡単に美麗な画像を生成することができる時代です。
そんな中、2024年2月にChat GPTのOpen AIがついに新型動画生成AI「Sora」を発表しました。
話題を呼ぶOpenAIの動画生成AI「Sora」、追いかけるライバルの動き
AIで動画を生成するのに、今までは「ChatGPTを使って適切なプロンプトを生成→midjourneyなどの画像生成系AIに画像を生成させる→Gen2などのAIを使い動画を生成」といった手間をかけていた人も多かった印象です。
しかし、Soraはテキストから簡単に動画が生成できるAIなので、その部分が注目されているわけですね。
適切なプロンプトで生成した動画なら、かなり流麗な出来になるとのこと。
しかし、同時にAI生成動画を使ったフェイクニュースなどの流布にも警鐘が鳴らされています。
新しい技術の進歩について、どんなものなのか自身で試してみて、リスクについても把握するリスク管理が必要な時代になりました。
AIを取り扱う企業として、今後もスペースリーはAIの進歩について注目していきたいと思います。
OLEDの最先端 “ガラスのテレビ”が商品化!?
最後は、近年ディスプレイの分野で注目されているOLEDについてのニュースです。
世界的エレクトロニクスメーカーのLGが、ガラスのようにスケスケのOLEDテレビを発売して注目を集めています。
画面が“スケスケ”のテレビ、LGが商品化 世界初「ワイヤレス透明OLEDテレビ」
OLED(有機ELディスプレイ)の進化は常に注目されていますが、近年の進化は目を見張るものがあります。
しかし、ワイヤレス型のOLEDテレビが商品化されたのは、これが世界初とのこと。
透明のOLEDが家庭に浸透することによって、下記の動画のような使い方をすることもできるかもしれません。
「攻殻機動隊」で見たようなホログラム式で空間に立ち上がる情報がVision Proのようなデバイスで実現するのであれば、映画「アイアンマン」などで見たような壁面にスルッと情報が立ち上がるような広告なども、こうしたOLEDで実現できる可能性がありますね。
近未来のSFの実現は、遠くない未来に可能になるかもしれません。
以上、スペースリーがピックアップした「2024年2月の気になるVR・テックニュース」でした。
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