Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、東京都心の家賃高騰と、それに伴う不動産業界への影響についてお話ししたいと思います。
全ての指標が指し示す「不動産価格高騰」
東京23区の不動産価格が高騰していると、ここ数年ニュースで取り沙汰されています。
例えば下記のようなニュースですね。
23区で安く住める家がなくなる? 基準地価押し上げる湾岸タワマン 新築の着工遅れ、中古マンション価格も…
不動産経済研究所の調査によると、2024年上半期の1戸あたりの平均価格は1億855万円とのことです。
2023年に初めて1億円を超えましたが、そのまま下がることなく上がり続けています。
湾岸のタワーマンション群が平均価格を押し上げているとはいえ、このまま上昇トレンドが続く可能性は高いと考えられます。
品川区出身のスペースリー社員との雑談の中でも「戸越公園の12坪の土地に、平均1億円の値段がついていると聞いて驚いた」という話が出るほど、高騰は身近なものとなっています。
一般庶民には手が届かない「都心の新築」
不動産価格が高騰している中、では都心の会社員の年収も同じくらい上昇しているのか?と聞かれれば、決してそうではないはずです。
世間では物価も上昇しており、一般家庭の年収では1億円の新築には手が届かないのは明白です。
では、一般家庭には賃貸しか選択肢がないのでしょうか?
そうした中で、買取再販やリフォームが新たなトレンドとして注目されています。
築古マンションを買取再販業者がリノベーションして販売したり、自身で購入した中古物件をスケルトンリフォームすることも増えています。
現代はマンション100年時代とも言われていますし、高経年マンションを修繕して住み心地を良くしたり、築古中古住宅を買ってリフォームしていったりすることで、新築だけでない新しい“住居のかたち”を見つけていくことが、都心の不動産トレンドなのではないでしょうか。
こうしたトレンドに伴い、マンションの大規模修繕工事やリフォーム業者、買取再販事業者の需要が増加しています。
これからの都心の不動産にとって大切なこと
都心の不動産を扱う事業者にとって、これから大切なこと。
それは「中古物件でも良い暮らしができるとイメージさせること」だと思っています。
「築古をリフォームした賃貸だけど、こんなふうに暮らしたら素敵なのでは?」
「3000万円で買った中古物件だって、リノベーションしたらこんなに綺麗になりますよ」
「立地には満足しているなら、キッチンを取り替えればこんなに素敵になります」
こうしたイメージアップのセールストークは、どの不動産事業者でも行われていること。
そこでスペースリーのパノラマVRやバーチャルホームステージングの機能を使えば、リフォーム後の空間を視覚的に表現し、今までは言葉で伝えていたイメージをより具体化できます。
下記からリフォームVRのサンプルをご覧ください。
日本人は新築物件が好きだと言われていますが、世界的に見るとここまで新築物件の供給が多いのは日本だけです。
日本の不動産市場もスクラップ&ビルドの方向性から脱却し、既存物件の活用と価値向上に焦点を当てる時代へと移行しつつあります。
スペースリーはVRやCG、バーチャルコンテンツの力を使って、不動産のイメージを変えられる世界を目指しています!
以上、スペースリーがピックアップした「2024年9月の気になる不動産・テックニュース」でした。
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