Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、国際的に議論されつつある「在宅勤務と出社」について取り上げていきます。
在宅勤務と出社 二極化する社会
あなたの会社は、在宅勤務を導入していますか?
現代の世界の(特に先進諸国の)勤務形態は、コロナ禍以前の「出社」と「リモートワーク推進」で二極化しています。
あのAmazonも「リモートワーク廃止」…影響どうなる 出社回帰か、在宅勤務か…働き方を分けるのは?
記事内にもありますが、アメリカのAmazonが週5日出社を社員に求める決定をして、話題になっています。
会社組織として働き方をどのように定義していくかということが、世界的に議論を呼んでいる印象ですね。
コロナ禍以降、一種のリスク回避としてリモートワークを推進する企業は増えました。
時代の変化や技術の進歩も相まって、リモートで仕事をすることに特段問題を感じないようになったと思います。
しかし、そういう状況にも関わらず一部の企業でオフィス回帰が見直されているのは「顔を合わせる必要がある」「現場にいる必要がある」仕事と、そうでない仕事で二極化が進んでいるからと言えるでしょう。
今回は、出社とリモートワークのメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。
在宅勤務とリモートワークの違い
実は「在宅勤務」と「リモートワーク・テレワーク」は、似ているようでそれぞれの定義が少し違います。
「在宅勤務」はあくまで「家で仕事をすること」を意味します。働く場所は社員の自宅に限定されますね。
「リモートワーク」「テレワーク」はほとんど同じ意味で、「remoto」も「遠隔」、「tele」も同じく「遠隔」を意味する言葉です。
そのため、直訳すると「遠隔勤務」となり、働く場所は自宅に限定されません。
例えば、シェアオフィスやコワーキングスペースで働く場合も「リモートワーク」「テレワーク」と言えますね!
リモートワークのメリット・デメリット
我々スペースリーは、実は完全リモートワークの会社です。
オフィスに出社する日は月に1回ほど。もちろん、希望があればオフィスに出社して仕事することも可能ですし、オフラインで集まる日を設けているチームもあります。
また、会社の未来について考えるために、社員が一堂に会する「オフサイト」も、半年に一回開催されています。
リモートワークを取り入れている各社は、スペースリーのような取り組みを通じて社員の一体感を高めている企業が多いと思います。
逆に言えば、リモートワークのデメリットは「一体感や所属感を感じにくい」ところにあるのではないでしょうか?
一人暮らしでリモートワークは孤独になりやすい、という話もよく聞きます。
では、リモートワークのメリットとは?
完全リモートワークの会社で働いている立場から言えば、一番のメリットは「時間と場所が自由なところ」です。
例えば我が家でいえば、子どもが学校から帰宅しても、親が家で仕事をしながら迎えてあげられます。
各自が自分の快適な環境を守りながら働くことができるので、自ずと作業効率もアップします。
出社と在宅のハイブリッドがトレンドになっていく
リモートと出社のどちらが良い働き方なのか?
それは、労働者や経営者、それぞれの価値観によるものだと思います。
しかし、Z世代やこれからの社会人世代は、旧来然とした出社に抵抗感がある人も多いと言われています。
個人的には、これからの企業の最適解は「出社と在宅のハイブリッド」だと思っています。
出社する必要がある仕事や、出社する必要があるミーティングについては出社で行う。
ただし、基本的な業務はオンラインでも完結できるようにツールを整備していき、オンライン上でも一体感や所属意識を損なわないようなシステム作りをしていく。
台風や災害、どうしても出社できない際のオンラインフォローアップはリモートでも行えるように社内制度を整えていく。
それが、これからの新しい働き方の最適解なのではないでしょうか?
例えばそこに、VR研修やメタバースオフィスなどの最新技術も入ってくるかもしれません。
AsanaやSlack、ZOOMなどのオンライン業務管理ツールも、コロナ禍のリモート普及の追い風を受けて圧倒的なシェアを獲得していきました。
VRやメタバースも、次世代のリモートコミュニケーションツールとしてもっと普及していってほしいと考えています。
そうしたトレンドの一端を担っていけるよう、スペースリーも進化し続けていきたいと思います!
以上、スペースリーがピックアップした「2024年10月の気になるVR・テックニュース」でした。
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