Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になる不動産・テックニュース」コーナー。
不動産やテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、企業の出社回帰とオフィスのトレンドについて取り上げていきたいと思います。
「出社」が回復傾向=オフィス増床に
先月、アメリカのAmazonで週5日出社が通達されたというニュースが流れましたが、日本国内にも出社回帰傾向が見られるようです。
サントリーなど日本企業も出社回帰 オフィス需要復調
記事内ではAmazonジャパンの週5日出社、メルカリの週2日出社推奨、サントリーHDの在宅手当廃止などを取り上げています。
そして、出社回帰と同時に起こる現象が「オフィス増床」ですね。
在宅勤務から出社に回帰した社員を収容できるオフィス施設、大人数で会議ができるミーティングルーム、あるいは出社日に手軽に使えるシェアオフィス…。
出社回帰によって、こうした新しいオフィス需要が増えてくると思われます。
多数の社員を抱える大企業のオフィス移転や、スタートアップのシェアオフィス活用なども活発になるのではないでしょうか。
これからのオフィスに求められるものは?
では、これからのオフィスに求められるものは何なのでしょうか?
スペースリーの本社がある渋谷には、新しいオフィスビルである「サクラステージ」が2024年に完成しました。
名刺管理ツールなどで有名なSanSanは9月30日にサクラステージに本社を移転、地域密着イベントの開催なども発表しています。
また、こちらも2024年に完成した「JPタワー大阪」では、入居企業の従業員向けに開放しているサウナやジムなどを備えているということです。
以上の例を見ていると、これからのオフィスに求められるのは「体験を共有するためのハブ」としての役割だと考えられます。
コロナ禍以前の多くのオフィスに求められていたのは「立地」「利便性」「快適さ」「ステータス」などだったと思います。
それが、アフターコロナのオフィスでは、オフィスにおける「体験」をより重視する時流になってきているのです。
スペースリーはフルリモートの会社ですが、オフィスにおける全社会議やエンジニアによる「テック会」という集まり、社員の一体感を高めるためのイベントなどはリアルで行う方針をとっています。
オンラインでできることはオンラインで、オフラインが必要な時はオフラインで体験を共有する。そうしたハイブリッドワークは、これからの標準になっていくと思われます。
オフィス仲介事業者にとっても、こうしたトレンドは肌感覚で実感できているのではないでしょうか?
これからのオフィス仲介にできること
では、オフィス仲介やオフィス関連事業者は、どんなことを目指したら良いのでしょうか?
スペースリーとしては、オフィスビルや物件に対して、様々なコンテンツを持っておくことが大切だと考えます。
例えばオフィスの地方移転を考えている企業などに、遠隔でオフィス検討をしていただくためのパノラマVRコンテンツを持っておく。
共有部やサウナなどの特殊設備がある場合は、そうした設備の案内にCGコンテンツを使うデベロッパーさんもいるでしょう。
また、ドローン撮影や動画撮影で、オフィスの雰囲気をアピールすることもできます。
渋谷ソラスタ
渋谷ソラスタのビル紹介に、スペースリーのパノラマVRをご活用いただいております。
スペースリーのサービスビジョンは「空間データ活用で“伝わる”をスマートに」というものです。
オフィス仲介やオフィス開発においても、動画やVR、CGといった新しい技術がどんどん活用される時代が来ています。
このトレンドがスペースリーの目指す未来に繋がると信じて、私たちも頑張っていきます!
以上、スペースリーがピックアップした「2024年10月の気になる不動産・テックニュース」でした。
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