Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、SBS東芝ロジスティクスのフォークリフトVRトレーニングについて取り上げていきます。
フォークリフトは作業手順がたくさん!
今回取り上げるのは、SBS東芝ロジスティクスと積木製作所が共同で開発したフォークリフトのVRシステムにおける、フォークリフトのVR教育トレーニングです。
作業手順書をVRコンテンツ化することや、VR上で安全研修を受講することは近年ではもはや当たり前となっています。
特にフォークリフトやロジスティクス周りの作業については、人手不足の煽りを受けやすい職場環境の中で、どう効率的に作業習得していくかという部分が注目されているのでしょう。
記事の中ではフォークリフトのハンドルやレバー、ブレーキペダルなどを模したコントローラーが紹介されており、これを使えば本格的にリモートでの作業手順確認、研修が行えますね。
しかし、作業は日常的に発生するものなので、ついつい確認を怠ってしまう瞬間があるのも理解できます。
研修を受講した受講者の85%が、作業手順の確認不足を自覚するに至ったということです。
VR研修による「再認識」効果
実は、スペースリーにもフォークリフトの作業手順をVRコンテンツとして提供するサービスがあるんです。
VR研修を体験された方の多くがおっしゃるのは、研修内容を「自分ごと」として認識することができるようになった、ということです。
VRコンテンツは自身で能動的に画面を操作しないと、コンテンツを360度見回すことができません。
コンテンツの中にチェックポイントを作ったり、クイズ形式のインタラクションを埋め込むことによって、ゲーム感覚で研修を受けることができるようになります。
能動的に研修を受けていくことによって、自身の作業が確認不足になっていたことや、作業手順をあらためて確認することができる、ということです。
自動車器具を製作する小糸製作所様での活用事例をご紹介しましょう。
自動車の照明器具を製作する上で使用する「輝度計」を使った操作に関して、VR研修を利用していただいたのですが、作業習熟度が圧倒的にアップしたという結果が出ています。
作業の手戻り率も90%削減されたことを見ると、VR研修コンテンツの「再認識力」の高さを実感していただけるのではないでしょうか?
VRはまだまだ世の中の「当たり前」になったとは言い難い状況ですが、スペースリーはいつか「VRなんて当たり前だよ」と言われる世の中になるように、日々使いやすいサービス開発に邁進しています。
皆様にとってVRが身近になっていくように、これからもニュースをお届けしていきますね!
以上、スペースリーがピックアップした「2025年3月の気になるVR・テックニュース」でした。
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