Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、VRを使った先進的な設計シミュレーションについて取り上げたニュースを見てみましょう。
エスコンフィールドの照明設計にVRを活用
2023年に建設された北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールド HOKKAIDO」。
野球専用球場として最新設備を備えていますが、照明設計にPanasonicの「環境計画支援VR(スポーツVR)」が活用されていたことが分かりました。
野球はナイターが多い競技のため、夜間でもボールの行方を追いやすい照明配置が求められます。選手が見上げた際のグレア(まぶしさ)の度合いや、光漏れの範囲などを確認しながら、VRでシミュレーションできるのは、設計者にとっても選手にとっても大きなメリットです。
近年、VRを用いた設計や環境シミュレーションは広く知られるようになってきました。しかし、Panasonicの「環境計画支援VR」やスペースリーの「研修VR」なども含め、サービス自体がまだ少なく、検索しても導入事例が限られており、導入検討に至りにくいのが現状です。
一方で、2025年現在では3D技術やパノラマデータ、空間データの取得・活用は着実に進んでいると感じます。スペースリーでも、研修VRだけでなく、注文住宅やリフォーム、インフラ調査、オフィス支援など幅広い活用事例が生まれています。
生成AIの普及によって、さまざまなデータを扱いやすくなっている昨今ですが、3Dを含む空間データも同様に活用の幅が広がるでしょう。
今後の空間データ活用の進化に、スペースリーも貢献できるようサービス開発に取り組んでいきます。
以上、スペースリーがピックアップした「2025年9月の気になるVR・テックニュース」でした。
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