Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、近年技術進化が著しい3Dプリンターについて取り上げていきます。
様々な素材とプリント方法で勝負する3Dプリンター界隈
製造業ではもちろんのこと、様々な業界から熱い視線を集める3Dプリンター。
医療利用から建材の効率化、建築物からエンタメまで…プリンター自体の進化とともに、3Dプリントに利用できる素材も増えてきて、今までなら不可能だった構造物をプリントすることも可能になってきています。
そんな中で、ペンシルバニア大学の研究チームが主導するプロジェクト「ディアマンティ」のニュースが目につきました。
骨をアイディアのヒントとして、強度と耐久性が保たれたまま歩道橋や橋などの巨大建造物を3Dプリントできるようになっています。
また、従来のセメントとは違う珪藻土を混ぜた素材で二酸化炭素の吸収率を通常の142%も多くする素材を開発したのだそうです。
下記の記事では大阪万博で注目された3Dプリンターの技術なども紹介されています。
個人的にはこうした記事を見て、3Dプリンターが生活の中に普及してきた未来に明るさを感じています。
つい最近「トロン:アレス」という映画を観たのですが(トロンシリーズは全て大好きです!)、その作中でもデジタル世界の中のものを我々の現実に出現させるためのツールとして、3Dプリンターが描かれていました。
そうしたSFの世界も、夢ではないかもしれないと思わされます。
3Dプリンターに必要なもの 3Dデータの進化
プリンター自体の精度アップと、プリント可能な素材開発は日々進化しています。
しかし、3Dプリンターにはハード面以外にもうひとつ必要なものがあります。
ソフト面での、3Dデータの精度です。
3Dスキャナーを使った方法や3DCGソフトで制作する方法、3DCADから作る方法など様々なデータ作成法がありますが、いずれも精度の高い3Dデータを要求されます。
いまどきは3Dデータも生成AIで作れる時代ですが、3Dプリンター用となると現時点ではそこまでの精度のものが生成できるという話は聞いたことがありません。
スキャンやソフトウェアでの演算を併用して、ようやく精度が出るといった形なのではないでしょうか。
我々スペースリーも、3Dデータを扱うサービスを提供している企業として、日々3Dデータの精度と奮闘しています。
3Dスキャナーほどの精度を求められることはなくても、今後の世の中において、万物に「3Dデータが存在する」ことが当たり前になってくると、個人的には考えています。
そのためスペースリーは、3Dデータのプラットフォーマーとして位置付けを大切に考えています。
3Dデータの作成方法は日進月歩です。
スペースリーもプラットフォーマーとして、その進化の先端を見逃さないよう、日々皆様と情報を共有して学んでまいりたいと思います!
以上、スペースリーがピックアップした「2025年10月の気になるVR・テックニュース」でした。
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