株式会社スペースリー AIポリシー
1. 目的と基本理念
株式会社スペースリー(以下「当社」)は、空間データと最先端のAI(人工知能) 技術を融合させることで、新たな空間価値の創造と社会課題の解決を目指します。当社は、政府の「AI事業者ガイドライン」に基づき、AI開発者・AI提供者・AI利用者(社内業務利用者)の立場を同時に有する事業者としての責任を認識し、本ポリシーを策定します。本ポリシーは、当社がAI技術を安全・公正・倫理的に活用し、全てのステークホルダーからの信頼に応え続けるための基本原則を定めたものです。
2. 適用範囲
本ポリシーは、当社の全役員・従業員、および当社が開発・提供・利用するすべてのAIシステム(社内業務利用および顧客向けプロダクトを含む)に適用されます。
3. 行動原則
私たちは、AIの活用において以下の7つの原則を遵守します。
(1) 人間中心の原則と創造性の尊重 AIはあくまで人間の能力を補完・拡張し、幸福に寄与するパートナーであると位置づけます。AIによる自動化を推進する一方で、感動を生むサービスの源泉や、最終的な意思決定・責任は人間にあることを忘れません。
(2) プロダクトの安全性と情報の真正性 当社は、AIが出力する情報の正確性と安全性を追求します。提供するプロダクトやサービスにおいて、AIによる生成物がステークホルダーの誤認を招くことがないよう、技術的・運用的な品質管理を徹底します。不動産取引等の高い信頼性が求められる領域においては、特に情報の「真正性」を最重要視し、誠実な情報提供に努めます。
(3) サプライチェーン・マネジメント 自社開発のAIモデルだけでなく、外部のAIサービスやAPIを利用する場合においても、当社のセキュリティ・倫理基準に準拠した選定・管理を行い、サプライチェーン全体での安全性確保に努めます。
4) 公平性と差別防止 AIの学習データやアルゴリズムに潜むバイアス (偏見)に配慮し、特定の個人や属性に対して不当な差別的取り扱いを行わないよう努めます。全ての人に対して公平なサービス提供を目指します。
(5) 透明性と説明可能性 お客様に対し、サービス内でAIが利用されている事実や、生成されたコンテンツがAIによるものであることを適切に明示します。また、AIによる推奨や判断結果について、その合理性を可能な限り説明できるよう努めます。
(6) プライバシーとデータガバナンス お客様からお預かりした空間データや個人情報をAIの学習に利用する際は、契約および関連法令に基づき適切に取り扱います。情報の目的外利用や漏洩を防止するため、強固なセキュリティ体制を維持します。
(7) 知的財産権と権利の明確化 第三者の知的財産権を侵害しないよう最大限の配慮を行います。また、当社のサービスを通じてAIが生成したコンテンツの権利帰属や利用範囲については、利用規約等において明確に定義し、お客様が安心して利用できる環境を整えます。
4. 教育とリテラシー
当社は、AI技術の急速な進化に対応するため、全従業員に対して継続的な教育を行います。AIの可能性とリスク (ハルシネーション、セキュリティ等)を正しく理解し、責任ある利用ができる人材を育成します。
5. ステークホルダーとの対話
AI技術の利用に関して、お客様や社会からのフィードバックを真摯に受け止めます。万が一、AIが不適切な挙動を示した場合には、速やかに対応するための窓口やプロセスを整備し、誠実に対話を行います。
6. ガバナンス体制
当社は、AIの企画・開発・提供・運用・改善の各段階 (ライフサイクル)において、その利用目的および社会的影響の大きさに応じたリスク評価を行い、必要な管理措置を講じます。
(1) 管理責任者と管理体系 当社は、AIガバナンスの実効性を確保するため、以下の通り責任者および管理の仕組みを定めます。 管理責任者: 代表取締役が指名するCAIO (Chief Al Officer) を最高責任者とし、本ポリシーおよび下位規程の運用全般を統括します。 規程の体系: 本ポリシーを当社のAI活用の基本原則とし、その下位規程として具体的な利用ルールを定めた「生成AI利用管理規程」、および開発実務を定めた「AIエンジニアリングガイドライン (開発部細則)」等を配置する階層構造とします。
(2) AIシステムのライフサイクル管理 AIの導入前におけるリスク評価、運用中のモニタリング、および仕様変更や提供停止時における影響確認を適切に実施します。
(3)継続的改善 (アジャイル・ガバナンス) 当社は、AI技術の進展、法規制や社会情勢の変化、および運用実態に基づき、ガバナンスのあり方、本ポリシーおよび下位規程を継続的に見直し、改善に努めます。
株式会社スペースリー
代表取締役 森田博和