単身者専門ホームステージング請負業者として「おへやスタイリング」サービスを展開されているGackyおへやスタイリングの芝垣さま。賃貸物件を中心に、リアルホームステージング業を営まれています。
今回は、スペースリーのバーチャルホームステージングサービス「AI空間設計」を使った印象についてお伺いしました。
目的 | 営業・成約率アップ、集客力アップ・顧客分析 |
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用途 | バーチャルホームステージング・AI空間設計・VRツームツアー作成 |
業種 | 賃貸・売買物件のホームステージング・VRルームツアー代行業 |
会社名 | Gacky おへやスタイリング |
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事業内容 | 【ホームステージング業】 バーチャル・リアルのホームステージング 【VRルームツアー代行業】 賃貸物件・売買物件のVRルームツアー作成代行 【ルームスタイリング業】 お部屋のスタイリングコンサル |
URL | http://www.gackyoheyanist.com/ |
ホームステージャーにとって「バーチャルホームステージング」とはどんなサービス?
– 本日は、お忙しい中ありがとうございます。スペースリーの機能「AI空間設計」を実際に使用されている事業者様の声をぜひ伺いたいと思い、インタビューさせていただきました。
芝垣様は「Gacky おへやスタイリング」という単身者物件専門のサイトを立ち上げられていますが、事業概要について教えていただけますか?
私は単身者物件をメインとしたホームステージング業をしております。
もともとは整理収納、お片付け、お部屋のスタイリングについて学んでいたんですが、実家でもアパートの経営をしておりまして、空室対策としてのお部屋スタイリングに興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前からホームステージングをしております。
– 3年ほど前からホームステージングをされていたということですが、バーチャルホームステージングを知ったきっかけはどこからだったんでしょうか?
私は“ホームステージャー1級”という資格を持っており、日本ホームステージング協会の会員なのですが、協会の全天球カメラ(360度カメラ)に関するセミナーに参加しまして。そのセミナーはRICOHさんの共催されたものだったのですが、そこでバーチャルホームステージングについてもお話してくださったんですね。
バーチャルやCGでここまでホームステージングが出来るのか!とびっくりして興味を持ったのがきっかけでした。
正直に言って、ホームステージングというのは日本人に浸透しにくいんです。お金がかかるということもあって、ホームステージャーである私の一番の課題は「なかなかリピーターにつながらない」こと。
それで、もっと気軽に取り入れてもらえるものがないか考えていたところ、コロナの影響もあってバーチャルが浸透してきていると聞いて、サービスに取り入れたいと思いました。
不動産事業者から注目を集めるルームツアーとバーチャルホームステージング
– オーナー様の場合は、個人のオーナー様か不動産事業者さま経由か、どちらのほうが多いですか?
バーチャルルームツアーを導入した5月あたりから、不動産業者様の問い合わせがすごく増えましたね。
私は不動産関係者限定の名刺交換会になるべく行くようにしており、自己紹介も兼ねてタブレットでルームツアーのサンプルを見せるようにしていたのですが、そこから先月2件くらい問い合わせが来ました。あとは、Facebookで「ルームツアーの作成やります」と載せたところ、大手事業者様からの反応がありしました。
– 不動産業者さまの中では、バーチャルツアーのニーズが上がってきているということですね。
そうですね。スペースリーの「AI空間設計」で作ったバーチャルホームステージングをお見せすると、みなさんかなり反応されます。「家具置くとこんな感じになるんですね」とか「本当の家具かと思いました」と言ってくださったり。
予想外に反応がよく、問い合わせも来ているので私も驚いています。
バーチャルの良いところは「人的・金銭的コスト削減」ができるところ
– リアルホームステージングに比べて、バーチャルホームステージングのメリットはどんなところですか?
バーチャルの良いところは、私一人で行って撮影できるところです。
私が単身者物件に限っていた理由として、リアルステージングはどうしてもマンパワーとお金がかかってしまうと言う理由からでした。腰も痛めるし、重いものを自分で運ばないといけないのでどうしても難しい物件もありましたが、バーチャルではそういった制約がなくなりました。
– ホームステージャー的には、家具の配置や移動の労力がかからず、一人で出来るバーチャルホームステージングは革新的技術でしたか?
革新的ですね! お客様へのコストの提示も、リアルなステージングはLD(リビングダイニング)をステージングするだけで30万は見ないといけませんが、バーチャルステージングだけなら数万円で提供できるので、コストパフォーマンスは相当良くなると思います。
実際に問い合わせをいただいた事業者様は「これまでホームステージングの業者を探していたけど、コスト面で折り合いがつかなかった」というお話をされていました。
– バーチャルホームステージングの納品先で、印象に残った事例はありますか?
スペースリーを導入してすぐの頃に手がけたバーチャルルームツアー&ステージングがあるんですが、それはとても反響が良かったとお声をいただいております。
チラシを合計で6000枚くらい配って、そこにバーチャルルームツアーのQRコードを入れてくださったんですね。スペースリーのクラウドからアクセス解析ができるので、そのデータをPDFでお送りしたらすごく喜ばれました。
チラシ6000枚のうち、300件くらいダイレクトビューがあって、内覧にいらっしゃったのが確か40組くらいと言っていました。20%の人がチラシを見てルームツアーを見てくださって、そのうちさらに20%の人が実際に足を運んで見に来てくれたということがデータとして分析できた。それによって、アクセス解析がとても有効だとわかっていただけました。
このエリアには次はこういう物件のチラシをルームツアーをいれて撒こうと、傾向と対策を練ってくださっているそうです。
リアルとバーチャルを織り交ぜる、今後の展望
– 現在スペースリーのAI空間設計やVR作成アプリをご活用いただいて、使い心地はいかがですか?
他のサービスと比べてみても、色々とできることが多いと思っています。
小さいことですが、URLの末尾を任意の文字列にできるので、クライアント名と番号を入れたりできます。あとはお問い合わせボタンを変更して好きな画像にできるので、それもクライアントさまのロゴマークにしてあげるとすごく喜ばれます。
芝垣様が制作したルームツアーサンプル。洋室や和室にはバーチャルホームステージングが施してある
– 芝垣さまの作成したプロジェクトを拝見させていただいたんですが、洋室も端の方から撮影いただいていて、バーチャルホームステージングがよりお客様にとって見やすくなる撮影の仕方もこだわっていただいていますよね。
実はそれもスペースリーのおかげで、ルームツアーの作り方マニュアルのPDFを契約時にいただいたんです。入り口から撮る方角を揃えるとか、部屋の端の方から撮るなどの小技を全然知らなかったので、本当にありがたかったです。
他社さんのVRクラウドだと、ルームツアー作成手順については説明があるんですが、撮影のときに気をつけることというのは何も書かれていなくて。スペースリーのマニュアルを見て「撮影者に配慮してくれているんだな」と思ったのが一番の決め手でした。
私は業者様に納品する立場としてちゃんとした状態で納品したいですし、スペースリーのマニュアルのフォローがあってとてもありがたかったです。
– 今後スペースリーを活用して、こういう風に事業を展開していきたい、という展望がありましたらお伺いできれば幸いです。
バーチャルルームツアーを実際に作ってみて、メリットとデメリットがよくわかりましたので、今後もリアルホームステージングは続けるつもりでいます。
やはりホームステージングの細かい部分は人の手でやる部分が大きいと思うんです。実際にバーチャルでやってみて、例えば洗面所に小さいグリーンを置きたいとか、お風呂場にふわっとしたタオルを置いておきたいとか、そういったことがAIではまだ難しいと思いました。
内覧客がしょっちゅう来ているような物件であれば、モデルルーム的にリアルホームステージングを施したほうがいいでしょう。逆に内覧客も来ない、とにかく問い合わせが増えてほしいというときには、遠隔で見られるバーチャルツアー(バーチャルホームステージング)はすごく重要になると思います。
お部屋を借りてほしい、買ってほしい具体的な人物像が想定されているのなら、リアルのホームステージングのほうが有効だと私は思います。それが分かったので、お客さんへの提案の幅が広がったと感じています。
– 不動産業者さん的にも示唆に富む内容になりました。大変参考になるお話を、ありがとうございました!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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