エルももち株式会社は、福岡市早良区にある不動産仲介会社です。
イエステーションのフランチャイズとして、早良区を中心としたエリアの売買物件を専門とする地域密着型不動産会社で、現在の相場に精通したスタッフが「どんなに小さなご要望でも親身になってご対応」を信条に、日々営業しています。
今回は、エルももち株式会社の売買課 課長である古藤さんにお話を伺いました!
目的 | 営業・成約率アップ、集客力アップ |
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用途 | ホームページ埋込 、バーチャルホームステージング |
業種 | 不動産業 |
会社名 | エルももち株式会社 |
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所在地 | 福岡県福岡市早良区百道1丁目5番5号 |
事業内容 | 不動産の売買・賃貸仲介、運用管理、買取、リフォーム、リニューアル販売、建築 |
規模感 | 不動産の売買・賃貸仲介、運用管理、買取、リフォーム、リニューアル販売、建築 |
URL | https://www.lmomochi.com/ |
バーチャルホームステージング(VHS)に魅力を感じVR導入
– まずは御社の事業紹介をお願いいたします。
当社はエルももち株式会社という会社で、福岡市早良区というところを拠点に活動をしています。もともと売買仲介から始めた会社なんですけど、今月末で18期が終わりまして来月から19期目に入る会社です。
業種としては不動産の売買仲介賃貸仲介、不動産の管理、あとは建設業、介護事業とコインランドリーの運営、ホテル事業など。多岐に渡る事業展開を、少しずつさせていただいている会社になります。
この中でもメインの事業は不動産売買仲介となります。
うちはフランチャイズでイエステーションさんに加盟させていただいているのですが、イエステーションさんはエリア制を引いてますので、取り扱い範囲は福岡市早良区に特化しているというような形ですね。
いわゆる地域密着店舗といったところでしょうか。
– VRを導入しようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
弊社は若い社員が多く、約半分が20代の会社なんです。それで、VRの導入やIT関係の促進をこの1年間ぐらいかけてやってきたという経緯ですね。
以前はエクセルとかメモ書きとかが大好きな会社だったんですけども(笑)、少しずつDXが進んできたのかなと思っています。
僕は今年から売買課の責任者をさせていただいているのですが、今後弊社は特に売却を任せていただきたいっていうのがメインの戦略としてあるんです。
それで、現場単位で弊社の売却戦略について考えたときに、結構「頑張ります」と「何とかします」みたいなやる気と根性だけになっちゃってるというのがあって。
何か売却でお客様に喜んでいただける商品がないかと調べてたときに、VRが目にとまって「不動産の売却だけじゃなくて物件購入のお客様にも喜んでいただけるんじゃないかな?」と思ったところが、VRというものを考え始めた入り口でしたね。
– スペースリーの利用を始められたのはいつからでしょうか?
2020年の9月に導入したので、現在導入して3ヶ月くらいですね。
やっぱり新型コロナの影響でだんだん市場が変わってきていて「このままじゃまずいな」っていう気持ちはありましたから。
VRなら遠方からの内見依頼にも対応できますし、最近も東京のお客様にVR内覧していただくこともありました。なぜかわからないですけど、特に東京からの問い合わせが今月、先月末ぐらいから結構多いですね。
– VR会社が複数社ある中で、スペースリーを選んでいただいた理由とは何だったんでしょうか?
インターネットで「VR 不動産」みたいな感じで調べて、2、3社ぐらいお話を伺ったんですけど、やっぱり決め手はサービス内容でしたね。
御社のVRに対して僕が一番魅力だなと感じたのは、やっぱりバーチャルホームステージング(VHS)。すごく惹かれました。
VR生成とバーチャルホームステージングを一つの窓口でやっていただけるっていうところが特に魅力でし
– 現在、VHSはかなり活用していただいているんでしょうか?
売却で受託をするところの入り口として使わせていただいて、結構ご好評いただいております。かなり反響があると思いますね。
査定で大手さんしか呼ばれていなかったところに「VHSをやっているのは御社だけだから、ちょっと話聞かせてよ」って呼んでいただいたりとか。
不動産を買う目的というよりも「何それ?」みたいなとっかかりになっていると思います。
導入させていただいた初月(2020年9月)は、月半ばぐらいまでは受託でかなり苦戦をしてたんですよね。
導入後、実際に訪問したときに見せる用にVHSとVR内覧のサンプルを用意して見せるようになってからは、いきなり5連続ぐらいでうちにお任せいただいて…。
競合した会社さんがどこもVHSやられてなかったこともあって。
正直かなり即効性があったのではないかと思っています。現時点では(VHSが)うちの売却の一番の強み!ぐらいの感じで活用させていただいてますね。
− エルももちさんは、VHSを使用していることをHPでも大々的に押し出していますよね。
そうですね。自社HPのトップにも今「VHSで内見やってます」という情報はガッツリ入れさせていただいてます。
僕は、弊社に興味を持っていただく入り口は「なんだそれ?」でいいかな、と思っていて。
VRはあくまで興味を持っていただくためのツールであって、興味を持ってもらえれば勝ちじゃないですか?
あとは、弊社にはインサイドセールス課というのがあって、メールを作成したり、定型文メールをMA的に配信したりしてるんですけど…VHSとVR内覧の話しかしないメールとか作りましたね(笑)。
お客様からも「それどうやってやってるの?」とか「お話聞かせて」っていう反響は多々いただいています。
バーチャルホームステージングを武器にして受託率も倍近くにUP!
− 具体的に、どんな営業トークをされているのかお伺いしてもいいですか?
中古の物件ってどうしても居住中の場合は家具家電が置いてあって、生活感がすごい出ちゃうんですよ。
なので「うちだったら専任で任せていただければ、VHSで生活感も隠して綺麗に見せて売り出しの手助けをできますよ」っていう売り込みをしています。
あるいは、逆に空き家の場合は「家具家電が何もないので、生活のイメージわかないですよね。CGの家具を設置しましょう! イメージがわけばより売りやすくなるんで」というセールストークで、活用させていただいてます。
※足元に出てくる「ホームステージング」ボタンを押すと、家具が現れます。
あとは、ちょうどスペースリーさんを導入させていただいた時期に、うちの会社のホームページの作り直しをしてたタイミングだったんですね。
それで弊社HPにもVHSを埋め込んで見られるようにしてからは、良い反響も増えてますね。
− VHSを始めてから、数字的にはどんな変化がありましたか?
今まで不動産の売却を一括見積でお話いただいて、複数社で競合したときに、うちにお任せいただける率っていうのが多分20%〜40%くらいだったんです。月によって変動していた。
でも、スペースリーさん導入させていただいてからは、3ヶ月間近くずっと70%台をキープしているんですよ! ほぼ倍ぐらいまでいってるんで、かなり勝率が上がりました。
言葉だけじゃなくて見せる用のチラシ作ったりしていますが、共通言語として“見える強み”があるのはすごくいいな、と思います。営業マンからも「おかげでうちの強みとして出せる武器が増えました!」っていうことは言われました!
− スペースリーを導入して、アプリの使い方や撮影など、社内で根付かせていくために工夫した部分はありますか?
いろんなツールを利用させていただく中で、僕が導入させていただいた場合は、基本的に「まずは自分でやってみる」というのを信条にしていて。
実はRICOHのTHETAは以前から撮影経験があったので、慣れていたのも幸いしたと思います
スペースリーさんのアプリで撮影してTHETAをスマホに繋いで…っていうのは、やっぱり最初は1時間ちょっとぐらいかかっていて。
でも、短縮するために色々工夫していったら、ようやく今は10〜15分前後ぐらいでは作れるようになりましたね。
導入時もスタッフからのリアクションもすごく良くて「それいいですね、やりましょうよ!」って感じでした。
僕も今までいろんなツール導入させていただいて、やっぱり反対の声をもらうこと結構あるんですけど…スペースリーさんのツールは全体的に若いスタッフから好評でしたね。
今ではプロジェクトの枠をフルで使い切るくらい撮影してくれてるみたいです(笑)。
− ありがとうございます! 逆にスペースリーに対して、こうして欲しいというご要望などありますか?
それが特にないんですよね…。
社員にも1〜2回ぐらいしかやり方を教えてないんですけど、もうみんな勝手に触っていろいろやってくれてるし。そういう部分で、僕が管理をしなくていいという意味でもメリットがあります。
実は一番喜んでくれてるのは事務スタッフの方だったりするんですよね。
営業と違って実際に物件を見にいくことがないスタッフたちがVRを見て「物件こうなってるんですね」という声が上がってくるようになりました。
− なるほど。社内の共感を呼ぶというメリットもあるってことですね。
そうですね! なかなか今まで事務員の方と物件の話をすることはなかったんですけど「私ここがいいと思います。もっと推したらいいんじゃないですか?」とか、事務員さんにもご意見いただけたりして。
介護施設の見学や、採用活動にもVRを活用していきたい
− 今後はVRをこういうふうに使っていきたい、という展望はありますか?
不動産売買はしばらくはVHSを武器に使っていって、結果も出るんじゃないかなと思うんですけど…弊社には建築事業部もあるので、やっぱり建築系でもフル活用していきたいな、とは思っていて。
建築の場合「建てるまで見せ物がない」っていうところで、今まで苦戦はしてたんですよね。それを建築する前から見せることができたり、VRで過去の建築物の事例をお見せすることもできるので「うちだからできること」として喜んでいただけるポイントの一つになるんじゃないかなと思っているんですよ。
あとはこの間テスト段階で始めたんですけど、介護施設のVR見学もやろうかと。
弊社は介護施設もやっているので、コロナ禍の環境で見学に来るのがちょっと…と言われることが、やっぱりあるんですよね。なので、僕が撮影に行って介護施設のVR作らせていただいたんです。担当者に施設内VRのURLを渡したら、すごく喜んでました。
他にも会社内を撮影して、HPに社屋の内装紹介として掲載しているんですよね。これは結構、採用活動で効果がありますね。
− 働く場所のイメージが湧いて、採用活動にも良い影響があるということですか。
そうですね。
うちは内装が普通の不動産屋っぽくないというか、ちょっとこだわってるので「不動産屋っぽくなくていいですね」とかって言ってもらえたりすることもあったり(笑)。イメージアップに繋がっていると思います。