ViVi不動産株式会社は、富山県富山市に所在する不動産会社です。
「お客様への思いやりを大切に」をスローガンに、特に広告・ホームページに力を入れており、お客様に寄り添ったサービスフォローを掲げています。富山市の不動産売買を中心に事業展開しています。
今回は、代表取締役の矢郷様にお話を伺いました!
目的 | 営業・成約率アップ |
---|---|
用途 | ホームページ掲載・商談での使用 |
業種 | 不動産売買仲介 |
会社名 | ViVi不動産株式会社 |
---|---|
所在地 | 富山県富山市大町230番1 |
事業内容 | 不動産業全般 |
URL | https://vivi-f.jp/ |
居住中物件の売買に「バーチャル家具消し」を活用中
– ViVi不動産の会社概要を教えてください。
ViVi不動産:
私どもViVi不動産は、富山県富山市で不動産売買仲介を専門にしている不動産会社です。
売上の9割以上が売買仲介からですので、いかに富山市内の売り主様から不動産をお預かりするかが勝負です。従業員数はパートさんを入れて14名。地域密着型の会社です。
– スペースリーを導入したきっかけを教えていただけますか?
ViVi不動産:
約半年前くらいにスペースリーを導入しました。
私自身が勉強会に出るのが好きで、いろんな勉強会やウェビナーに参加させていただいています。印南先生のセミナーに参加した際に「面白い会社があるよ」というご紹介を受けて、興味を持ったことがきっかけでスペースリー導入に至りました。
「他社がやっていることで良いと思ったものはすぐ真似る」ということを意識しているのですが、スペースリーさんは私の中で2021年一番のヒットでしたね。
– ありがとうございます! どのようにスペースリーをご活用いただいているのかを教えていただけますか?
ViVi不動産:
主に「バーチャルホームステージング」サービスを活用しています。
弊社は新築の建売などもお任せいただいているのですが、殺風景な室内にバーチャル家具配置をして、広告に掲載します。
居住中の不動産売買の場合は、片付いていないからと写真撮影を嫌がる方が多いので、そういう方には「バーチャルで家具を消せますよ」と家具消しサービスをご案内します。
– 居住中物件は家具消しサービスの需要がありますか?
ViVi不動産:
そうですね。やはり私物が映ってしまうのを嫌がられて写真の掲載をためらう方が多いんですが、今までは「せめてリビングだけでも撮影しましょう」という形で説得していました。
スペースリーを導入してからは、家具消しサービスをサンプルでお見せすると「これだったらプライバシーを守れる」とご納得いただけます。
「お子さんの描いた絵が壁に貼ってあっても、剥がさなくていいですよ」とトークしたり。
– 専任媒介を獲得するためのサービスとして、ご提案する形でしょうか?
ViVi不動産:
そうです。商談時に「専任媒介をいただければ、リビングのバーチャルホームステージングを無料でお作りします」とご案内しております。それなりに効果をあげていると思います。
「他の部屋もやってほしい」というリクエストをいただくこともありますが、別の部屋は追加料金がかかります、とご案内すると悩んだ末に諦められる方が多いですね(笑)。
– リアルホームステージングとの違いはどのような点ですか?
ViVi不動産:
リアルホームステージングをするために、弊社もベッドやソファなどの家具を6〜7セット所持していて、新築建売に飾るのですが、1セットあたり購入費用に30〜40万円かかるんです。
サービスで家具をプレゼントしたりもするものですから、都度お金がかかります。借りたら月3〜4万円の負担になりますし、売買が決まった際に家具を移動する必要もあります。
保管場所、維持管理、移動の全てにコストがかかっていたので、うちはリアルからバーチャルホームステージングにスイッチしました。結果、コスト面もだいぶ縮小されたと思います。
その他にも、バーチャルホームステージングを始めてから、ホームページの閲覧時間が増えました。
それまではホームページの訪問者は、データからパッと見て帰るという感じだったんですが、バーチャルホームステージングの埋め込みを始めてから、滞在が数十秒伸びています。当然滞在時間が長くなれば成約率も上がるという相関関係があるので、弊社にとっていい効果が出ているのは間違いないと思います。
月10件の専任媒介獲得を6ヶ月連続達成!
– 他にスペースリーを導入してみて、具体的な変化はありましたか?
ViVi不動産:
もともと私どもの会社は、売主を対応する営業マンと買い主を対応する営業マンを別にしています。
うちには“売り専任”の営業が1名いるんですが、今年5月から現在までの6ヶ月間、その営業マン単独で月に10件の専任媒介をあげています。
イメージがつかないと思いますが、月に10件1人で獲得するというのはなかなか難しいことです。だからこそ「専任媒介をいただけたらバーチャルホームステージング1枚を無料プレゼント」というキャンペーンは、専任媒介獲得に強く影響していると思いますね。
– 10件は素晴らしいですね! 毎月コンスタントに10件獲得されているんですか?
ViVi不動産:
もちろん、それ以上獲って来ることもあります。
うちの営業マンの実力がすごいのももちろんありますが、スペースリーさんのおかげも大きいと思っています。「バーチャルホームステージングプレゼント」を始めてから、成績が安定しましたから。
– 1ヶ月平均10件とはものすごいですね。御社の顧客流入はどんなところからが一番多いのでしょうか?
ViVi不動産:
弊社には一括査定サイトからいらっしゃるお客様が多いです。
最大およそ6社の査定が同時にいきますので、6分の1で選んでもらうというのはなかなか大変なことなんです。しかし、査定に行くと8割以上のお客様にうちを選んでいただけます。
土地売買に関しては、他社さんと比べて差が出ないです。でも、戸建てやマンションに関しては格段に弊社が強いと思いますね。
– 他社事業者様からよくお聞きする話として「どうしてもお客様が大手や全国区の会社を選んでしまう傾向がある」というものがあるのですが、そのようなお客様が御社を選ぶ訴求ポイントはどこなのでしょうか?
ViVi不動産:
実は富山市においては、住友さんや東急さん、三井さんというような大手でネームバリューがある会社は入ってきていないんです。富山市の中の老舗はありますが、弊社も名前で負けるパターンはあまりありません。
なので、単純にサービスで勝負できる下地があるのだと思います。そこに関しては、うちは土地柄で非常に楽をさせていただいております。
– 詳しく教えていただいてありがとうございます! バーチャルホームステージングを使って、売り主さんへの値下げの交渉が通りやすくなった、というお話もお聞きしているのですが、そちらについても教えていただけますか?
ViVi不動産:
私どもでは、物件が動かない場合の売主さんへの価格変更は1ヶ月単位でお話をしています。1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目で随時価格を変えるように。
最初はお客様の希望価格で出すのですが、ウェブのアクセス数の推移などを見てもらって「バーチャルホームステージングや色々な施策を打っているのに反響がないのは、やはり価格だと思います」と説得して、価格を下げていくようにしています。
これだけ色々やっていただいているなら、とスムーズに価格下げに納得していただけることが多いですよ。
– 広告出稿などのサービスにもこだわっていると、ホームページに掲載されていますね。
ViVi不動産:
富山の場合広告プラットフォームでは、広告費用対効果が大きいのはアットホームが圧倒的、SUUMOが2番、LIFULL HOMEが3番目です。
弊社の場合は3つとも使っているので「3大サイトに掲載します」ということも売りにしています。「ViVi不動産は他に比べてしっかりやってくれる」というイメージになりますので。
「他社が仲介手数料を10%割引すると言っているんだけど…」と売主さんに言われたら「うちは5%割引しかできませんが、その分バーチャルホームステージングなどを導入して、少しでも高く売ろうとする努力をしています」とお伝えしています。 そうすると、うちに来てくださるお客さんは多いですね。
– 高いサービスを提供している自信があるからこそ、他社の値引きとサービスで勝負ができるんですね。
ViVi不動産:
売主さんのところにノートパソコンを持っていって、査定のその場でバーチャルホームステージングをお見せするようにしているのですが、そうするとやはりお客さんの目が輝きますし「当社に任せたい」とおっしゃっていただけます。
そういう時には、そうしたサービスが当社の強みになっていると確信しますね。
ITに強い会社、というイメージを作っている最中です。富山でも少しずつ評判を獲得できていると自負しています。
今後は「CGアクセントクロス」機能を希望
– では最後に、スペースリーで今後こんな機能を使っていきたい、こんな機能が欲しいという要望があればお伺いしたいです。
ViVi不動産:
バーチャルホームステージングしてもらったお部屋の中で、ボタンを一つ押したら寸法が測れる機能が欲しいですね。お客さんの画面に「寸法を測りたい方」ボタンがあって、押したらカーテンの長さが測れる、とか。
「持っている大きい家具(婚礼タンスなど)は入りますか?」というのは結構聞かれる質問なので、簡単でいいんですが測ることができると嬉しいです。
VR上で測って数センチ単位でズレがあったとしても、お客様には「最後は実際に測ってください」とお願いするので、購入の前段階でざっくり測れるものがあると嬉しいですね。
お客様から実際に測りたいとご要望いただくことは多いのですが、鍵を貸すのが難しかったり、居住中の物件の場合売り主さんが良い顔をしなかったりすることもあるので。そういう時に使いたいです。
– 現在もスペースリーに「AIサイズ推定」機能はありますが、別URLを発行してお客様に送らなければならない仕様です。ホームページに公開しているVRルームツアーからすぐに測定が出来ると、より良いということですね。
ViVi不動産:
そうですね。ただ、基本的に「AIサイズ推定」も「家具消し」も、お見せすればみなさんすごく感動してくださるので、とても満足しています!
個人的には「AI空間設計」の機能拡張という形で、アクセントクロスを設置できるような機能があれば良いなと思います! バーチャルホームステージングついでに遊び心でクロスの色を変えてみるというのが出来たら良いな、と。
うちはリフォーム提案もしているので「アクセントで色を変えるとこういう感じになります」という提案を見せたいときに、今は色見本を見せているんですが、バーチャルの中で見せられるようになると良いな、と思っています。
今後も売買仲介やリフォーム提案など、さまざまな分野にスペースリーを活用して、富山市内で「ITに強い不動産会社」としての立ち位置をもっと強めていきたいですね。
– 貴重なお話を、ありがとうございました!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
スペースリーでは今回ご紹介した事例以外にもVRの導入事例が多数ございます。サービスにご興味のある方はもちろん、他社の導入事例について詳細をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡お願い致します。
導入事例資料をご希望の方はこちらへ
導入事例資料をダウンロード