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【VR不動産事例】VR活用で自社付け率が40%→60%にアップ!賃貸仲介売上1.89倍!|エヌアセット


エヌアセットは、「ひと」の「夢」「安心」「充実」の実現に貢献することをモットーに、お客様、社員とその家族、関係者、そして地域社会と共に成長していくことを目指す不動産会社です。


神奈川県川崎市に位置する「溝の口エリア」の不動産の賃貸や売買、賃貸管理を行っています。



目的 歩留まり改善・業務効率アップ
用途 ホームページ埋込・オンライン接客・オンライン内見・内覧
業種 不動産業


会社名 株式会社エヌアセット
所在地 神奈川県川崎市高津区久本1-1-3
事業内容 アパート、マンションの賃貸仲介、サブリース業務
土地、戸建、マンション、投資不動産の売買仲介業務
アパート、マンション、駐車場の管理業務
保有資産の有効活用コンサルティング業務
損害保険・生命保険の代理店業務
規模感 アパート、マンションの賃貸仲介、サブリース業務
土地、戸建、マンション、投資不動産の売買仲介業務
アパート、マンション、駐車場の管理業務
保有資産の有効活用コンサルティング業務
損害保険・生命保険の代理店業務
URL https://www.n-asset.com/



※インタビュー当時が外出自粛要請下であったため、WEB会議にてインタビューを実施しました。インタビューお受けいただいた2名の写真は許可をいただいた上で、WEB会議画面から抽出しております。


※2021年7月記事内容に加筆修正を入れております


来店希望もオンライン希望も取りこぼしなく対応


– コロナ禍以降、オンライン相談を希望するお客様は増えましたか?


オンライン相談を希望するお客様は、体感的には10%くらいで、割合としてはそれほど多いわけではありません。ただ、オンライン相談を希望するお客様は、遠隔地からのお部屋探しでサポートを必要としていることも多く、成約率は高いですね。


来店なしでのお部屋探しを希望するお客様には、リモートレントというサービス名で、来店不要のお部屋探しサービスを提供しています。


YouTube video


ビデオ会議での相談とVRでの物件案内、現地待ち合わせでの物件案内、電子申し込み、IT重説、契約は郵送で対応することで、お客様は来店することなく、お部屋探しを完了することが可能になっています。


一方で、リモートレントを推進するといっても、オンライン相談を無理に勧めるわけではなく、お客様のニーズに合わせて、ビデオ会議、電話、ご来店での相談を使い分けています。来店の一部がオンラインに置き換わることで、感染症対策にもなりますし、業務効率化にもつながっています。


お客様専用のURLで興味分析


– VRはどのように活用されているのですか?


株式会社エヌアセット 営業部 VR推進担当 佐藤頼人様

VRありの物件への反響に対しては、セールスVR(スペースリーの追客機能)で発行したお客様専用のVRコンテンツ(URL形式)をメールにて返信しています。お客様の希望条件に合わせて、反響がきた物件以外に類似物件を2,3件お送りすることもよくありますが、お客様の閲覧データを見ると、どの物件をよく見ているかなどのデータからお客様の興味を探り、提案に役立てています。


また、何度もVRをご覧になっているお客様はその物件に興味をお持ちであると判断できるので、メールへのご返信がなかった場合でも「この前お送りした物件はいかがでしたか?」などと追加でフォローの連絡をお送りすることで、来店や現地案内に繋げやすくなっています。


– VRだけで物件を決められるお客様が多いのですか?


すでに空室になっていて、内見できるお部屋であれば、やはり現地内見したいというお客様のほうが多いですが、VRで見ていただくことで、実際に案内する物件を絞り込み、営業効率の改善につながっています。また、退去前で内見ができない物件の場合、過去に撮影したVRや同じ間取りの部屋のVRを見ていただくことで、お客様は決断しやすくなるので、成約率は高くなりますね。あとは、新築物件の場合も、完成前は内覧が難しいので、先行申し込みをいただくのにVRが役立っています。


新築物件で全室自社付けに成功


– 新築物件でもVRが役立つのですね。


新築物件は、一般的に竣工中に募集開始となることが多いため、室内写真無し・現地内見無しでの申し込みが多くなります。ただ、現地内見なしであるがゆえに、完成後のイメージ相違によるキャンセルも、やはり一定の確率で発生していました。


2020年7月に募集開始した新築物件の時は、内装がほぼ出来上がった頃に3名くらいの人員で室内のVR撮影を行い、入居を検討されているお客様や申し込みをいただいているお客様に送ったんですね。


VR撮影前は5~6組のお客様が先行申し込みを迷われていたのですが、「VRで中を見られたから、このまま現地確認無しの契約でOKです」とおっしゃっていただき、結果的にキャンセルも発生せず、全17戸全て自社付けすることができました。


現場には職人さんたちも入っているので、撮影するためには調整の手間はありましたが、お客さんにすごくアピールできるコンテンツになりましたね。


VR活用で売上1.89倍にアップ


– コロナ禍以降、消費者のお部屋探しも大きく変わってそうですが、2021年1-3月の繁忙期はいかがでしたか?


株式会社エヌアセット 営業部部長 上野謙様

昨年の閑散期にさらにVRを撮りためたことで、この繁忙期はさらにVRで案内できる物件が増えました。VRがないお部屋で同じ建物の同間取りの物件のVRを見ていただくことも含めると、かなりの物件がカバーできるようになりました。繁忙期は管理物件の空き予定での案内が増えるので、VR活用の場面は増えましたね。


管理物件の自社付け率はこの2年間で約40%から約60%に向上しました。自社付け率のアップも寄与し、スペースリー導入前の2年前に比べると、売上は約1.89倍にアップしました。VRを導入して、最初は社内でも本当に効果があるのか、懐疑的な見方もあったのですが、VRが蓄積することで着実に効果が現れてきましたね。


– VR活用の効果を出すためには、蓄積が大事なのですね。今後の取り組みについて教えていただけますか。


昨年来のコロナ禍をきっかけに、お客様はVRやオンライン内見というものに慣れてきたという肌感がありますし、当社も蓄積したVRコンテンツを使いこなせるようになってきました。今後コロナウイルスが落ち着いた後も、お客様の利便性や満足度の向上、我々の業務効率化のために、当たり前に使っていくものだと思います。お客様のニーズに合わせて、オンラインも対面での接客もうまく使い分け、業務効率化とともに、お客様に快適で便利なお部屋探しを提供していきたいです。



最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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