2023年2月の気になるVR・テックニュース
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月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VR・テック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月から、スペースリーのコラム「気になるVR・テックニュース」がリニューアル!
noteから場所を移してお送りいたします。
早速、2023年2月のニュースを取り上げてまいります。
英Gemba、1800万ドル調達で米国進出加速。
企業向けVRトレーニングを提供
企業向けVRトレーニングサービスを提供している英国企業のGembaが、1800万ドルの資金調達を行なったというニュースです。
ロンドンに本社を構えるGembaは、元々は異業種リーダーシップトレーニングを提供しているThe Leadership Networkから派生した企業。 GembaはThe Leadership Networkの全面協力のもと、VRによるリーダーシップトレーニングの「マスタークラス」を提供しています。
VRによるスキルトレーニング、工場見学のシュミレーション、ライブトレーニングイベントなど、没入型のスキル伝達にも重点を置いているのが特徴で、ユーザーはVRヘッドセットを装着し、アバターとして好きな場所から参加できます。
(引用元:https://www.moguravr.com/gemba-funding/)
とのことで、ヘッドセッドを着用したメタバース研修に近いものであることが伺えます。
このVR研修マスタークラスはフィリップス、ファイザー、ナイキ、デルなど、675社を超える企業の管理職が利用しているとのこと。今回の資金調達を経て、今後はプラットフォームの開発を進め、個人や企業向けへのサブスクリプションサービス提供を進めるということです。
共感性・没入性の高いVRという技術と、研修やリーダーシップトレーニング、技術習得との相性が良いと言うことは、以前から指摘されています。特に多様な民族が混在して暮らすアメリカやイギリスでは、共感の形成や違う立場を想像することの重要性がとても高いのです。
その結果、共感力のトレーニングにも使えるVRがとても普及・発展しています。
では、ほぼ単一民族国家である日本では、アメリカやイギリスのように共感性のトレーニングが必要ないのか?そんなことはありません。今やダイバーシティやインクルージョンは、国際的な課題です。
また、VRの有用性は共感性だけではありません。
自ら視線や身体を動かすことによる主体性の実現や、ゲーム性の高さもVRの魅力。VRのゲーム性により、受動的でなく、能動的にトレーニングに参加することが可能だと言われています。
ここで、スペースリーの研修VRを導入した企業の事例で、「ゲーム性の高さ」が功を奏したと言えるパターンを見ていきましょう。
フジテックは、エレベーター・エスカレーター・動く歩道を取り扱う、都市空間移動システムの専業メーカーです。
保守点検責任者の社内認定試験において、今まではPDFマニュアルによる学習がメインでしたが、研修VRコンテンツを導入したことによって合格率が2倍以上に向上しました。
担当者によると、PDFマニュアルの時とは「試験に臨む姿勢そのものが変わった」ということです。ゲーム性の高い研修VRコンテンツが、受講者たちの能動的な学習姿勢を引き出した好例ですね。他にも研修VRの活用事例が多数ございますので、もっと見てみたいという方はぜひ活用事例ページよりご参照ください。
こうしたVRの有用性や活用方法を、今後もこのコラムでお伝えしていきたいと思います!
以上、スペースリーがピックアップした「2023年2月の気になるVR・テックニュース」でした。
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