2023年7月の気になるVR・テックニュース

月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月は、アフターコロナの企業研修・教育のトレンドを、ニュースを通して見ていきたいと思います。
アフターコロナの研修方法 オンラインかオフラインか?
まず1つ目は、一般社団法人日本研修コーディネーター協会 代表理事である飯島 宗裕さんが執筆された、研修についてのコラムをご紹介します。
オンライン研修のあり方を見直してみる
コロナ禍を通して成長してきたオンライン研修。
そのメリット、デメリットを端的に説明しているコラムです。
コロナの影響で対面研修ができなくなり、e-Learningシステムやビデオ研修、VR研修、メタバース研修など、様々な研修方法が成長するに至りました。
しかし、コロナ禍が落ちついたことにより、近年では対面研修に戻すべきでは?という議論も起きているように思います。
コラム中で、飯島さんは「できる演習に限りがある」「Off-JTにならない」などをデメリットとして挙げていますが、実はこれらは近年の技術進歩により、ほぼ克服できるデメリットになりつつあると思います。
演習についてはVRや、感触をリアルに再現する技術であるハプティックの導入で可能になる部分も多いでしょう。
Off-JTにならない部分については、VR研修はOJTに近い体験ができますし、他の作業のついでに流して研修を受けてしまうという問題も解決されるでしょう。
しかし、コラム中でも触れられているように、対面には対面研修の良さがあり、オンライン研修にはオンライン研修のメリットがあります。
企業はこれから、それぞれの研修の目的、予算をよりシビアに精査して、オンライン、オフラインの様々な選択肢の中から研修を実施していく必要がありますね。
VR研修を導入検討される場合は、ぜひスペースリーにご相談くださいね!
工場内の教育研修にARを活用 ARによる「空間データ」活用
次のニュースは、工場研修ARアプリを開発するSquintが600万ドル(約8億6千万円)の資金調達を行なったというニュースです。
工場研修ARアプリ開発のSquintが600万ドルの資金調達
ARアプリの製造業現場への導入は日本でも加速していますが、やはり本場アメリカでもARは研修・教育に技術革新をもたらすと見られています。
スペースリーのようなVRも、SquintのようなARも、要は「空間データを活用していこう」という流れの一環だと考えられます。
工場などの空間をデータととらえ、それをパノラマ画像や3Dスキャンデータとして複製していき、デジタルツインとして活用していく。
VRもARも、同じ理念に基づくサービスであることに変わりはありません。アプローチと出力に違いはありますが…。
スペースリーは、まさにこの「空間データ活用」を推進するためのプラットフォームとして、常にアップデートを行なっています。
ゆくゆくは製造業だけではなく、全ての業界の研修や教育現場でも、空間データ活用が進んでいくものと信じています。
SquintのようなARサービスの躍進も、Vision Proのようなヘッドセットの技術進化も、その未来に不可欠な進化だと信じています。
これからも、スペースリーの信じる未来を実現する技術進化について、注目しつつニュースを追っていきたいと思います!
ゲーム型研修「ライフ・スイッチ」の課題解決力とは
最後のニュースは、株式会社ワーク・ライフバランスが提供しているゲーム型研修「ライフ・スイッチ」のリニューアルについての話題です。
ゲーム型研修「ライフ・スイッチ」がリニューアル! 組織課題をゲーム体験で解決
開発のきっかけとして
職場の生産性を阻害している大きな要因が「世代間ギャップや価値観の違いから起こるコミュニケーションギャップ」であることを突き止め、2019年にゲーム型研修「ライフ・スイッチ」を開発した。
引用元:https://officenomikata.jp/news/15198/
ということですが、研修・教育とゲーム要素は相性が良いことは、このコラムを読んでいただいている皆様なら周知の通りでしょう。
実際に、スペースリーのVRを研修に利用されている企業様からも、「ゲーム感覚で研修に臨んでもらえる」ことをメリットとしてあげていただいています。
掲載事例:【VR研修活用事例】VRマニュアル活用で試験合格率が2倍以上に! 高評価で全社展開|フジテック株式会社
ライフ・スイッチは、カードゲーム形式のゲームによって様々な人の立場に立つことで、コミュニケーションギャップを埋めていこうという趣旨の研修です。
VR研修も、「見ればわかる」といった簡潔さや、VR内インタラクションなどによって言語や世代、属性の違いがあってもユニバーサルにわかりやすい研修を行えることがメリットです。
こうしたユニバーサルな研修・教育分野は、今後発展していく可能性が高い分野ではないでしょうか。
生成系AIの発展による即時通訳やリップシンク技術も出てきていますし、よりバリアフリーな研修・教育コンテンツを作成していくために、スペースリーも日々新しい情報をアップデートしていきたいと思います!
以上、スペースリーがピックアップした「2023年7月の気になるVR・テックニュース」でした。 気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!
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