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2024年4月の気になるVR・テックニュース

月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今月のテーマは「災害対策とVR」です。VRを活用して労働災害対策を行っている事例など、近年注目されている防災関連のニュースを集めてみました。

製造業における無災害対策 UDトラックスの場合

1つ目は、トラックの製造・販売を手がけるUDトラックスが、無災害700万時間を達成したことを評価され、埼玉労働局から表彰されたというニュースです。

UDトラックス、無災害700万時間 VRの研修施設も

UDトラックスの工場勤務者は約700名ほどいるとのことですが、従業員同士でヒヤリハットの伝達などに工夫をしているそうです。

またスペースリーとしては、無災害の対策の一つとして「安全道場」を設置されていることと、VRによる「UDプロダクションシステムトレーニング」を導入されていることに注目したいですね。
安全道場はほとんどの製造業で導入されているほど普及していますが、VRトレーニングは近年特に注目を集めています。
スペースリーのユーザー様で、労働災害防止にVR運用でトライされている企業様のインタビューも下記にご紹介しています。

【VR研修活用事例】労働災害×再現VRで再発防止の安全教育 7割以上の社員が「わかりやすい」「怖さを感じた」と高評価|株式会社ダイナックス

今後は、VR×労働災害防止がもっと普及していくのではないかと考えています。
こうした好事例は、今後もスペースリーから積極的にお伝えしていきたいと思います!

30種類以上の労災をVRで体感できる霧島酒造の「安全研修センター」

こちらは酒造現場での労働災害対策として、霧島酒造が「安全研修センター」を開設したというトピックです。

ベルトコンベヤー巻き込まれ疑似体験やVRで30種以上の労災体感…霧島酒造がセンター開設

機械への巻き込まれや転倒を安全研修センターの中で体験できる他、やはりこちらもVR労災体験は常設されているとのこと。
30種類以上の労災を体感できるなど、コンテンツがとても手厚いですよね!

体感機や体験コーナー、動画研修、そしてVRトレーニングでの労災体験は、もはやトレンドと言っても過言ではありません。
VRには「恐怖感」や「リアルな感覚」を感じられるというメリットがありますので、災害体験とは相性がとてもいいと言われています。
また、受講者はゴーグルをつけて空間を見回したり没入することによって、座学や動画研修などよりも能動的に体験に参加するようになるとも言われています。
単なる一過性のトレンドで終わらないように、スペースリーも良いサービスを提供し、好事例になれるように精進してまいりたいと思います!

新時代のマンション防災訓練はVRで!

最後に、労働災害体験VRとは少し離れますが、マンションにおける居住者向けのVR防災訓練のニュースです。

大和ライフネクスト、マンション居住者向けサービス「VR防災訓練」開発

大和ライフネクストは、理経と連携してマンション居住者向けの防災訓練をVR化したコンテンツを配信しています。
スマートフォンなどから手軽に参加できることで、防災訓練の参加率などを上げていく目的もあるそうです。
今回のコンテンツは、地震発生時の防災訓練に特化した内容になるとのこと。

マンションにおける防災訓練は、管理組合や管理会社、地域の組合が実施するものなど様々なものがありますが、現役で働いている世帯にとっては実地訓練に参加しづらいなどの問題もありました。
VRコンテンツが充実することによって、世帯間格差なく訓練に参加できるようになるのは素晴らしいDXですよね!
スペースリーでも、マンションではありませんが企業の防災訓練をVR化した事例があります。

【VR活用事例】コロナ禍の防災訓練にVRを活用! のべ600名に対して訓練を効率化|明治安田生命保険相互会社

労働災害防止も、防災訓練も、VR技術の発展と同時にどんどん便利なサービスが増えてくると言われています。
スペースリーもその一角を担えるよう、今後も益々発展してまいりたいと思います

以上、スペースリーがピックアップした「2024年4月の気になるVR・テックニュース」でした。
気になる内容や質問などがあった方は、公式HPよりぜひお問い合わせくださいね!

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