Column
月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。
VRやテック分野に関連するニュースを取り上げています。
今回は、現代日本の少子高齢化とともに注目を浴びている「外国人就労」について、ニュースを取り上げてみました。
製造業の人員不足に「外国人就労」が必要か否か
日経クロステックが実施したアンケートの中で「外国人就労者は日本の製造業に必要だと思う」と考える人が、6割を超えることがわかりました。
外国人就労者が就労している職域は「製造業・工場」が最も多かったということですが、研究開発や設計にも就労している割合がある程度いるようです。
ちなみに、スペースリーでも研究開発分野に外国人エンジニアが複数人就労しています!
個人的には外国人就労は今後の日本に必要だと考えていますが、文化の違いや言語の違いなどで苦労することも多いため、賛否両論が起こるのも理解できます。
文化の違いや言語の違いを超えて、仕事を一緒にしていく上で大切なことは何かと考えた時に、私が思い当たる一つの手法は「ユニバーサルデザイン」です。
手順書のユニバーサルデザイン化
ユニバーサルデザインとは、一般に「すべての人が使いやすくなるように施設や環境などを設計すること」だと言われています。
もともとは住宅設備を設計する際の用語として使われていましたが、今では製品、情報などの整備にも使われています。
すでに多くの企業が対応していることだと思いますが、作業手順書やマニュアルのユニバーサルデザイン化で、外国人就労の参入障壁を低くしたり、外国人就労者でも働きやすい職場環境を整備することができるのではないかと考えています。
個人的にユニバーサルデザインの威力を実感したエピソードをご紹介しましょう。
息子がまだ小さい頃、ガンプラやレゴを作っていて全て一人で正しく組み立てられて驚いたことがあります。
それで気がつきましたが、レゴやガンプラは説明書が全て数字とローマ字とイラストで構成されており、誰が見ても「どうやって作るのか」がわかりやすくなっているのです。
工場や職場の作業手順書をユニバーサルデザイン化したり、誰にでもわかるように整備することは、外国人労働者にとっても大切ですが、手順書が読みにくい他の誰かにとってもメリットになりうることだと思います。
実は、スペースリーの研修VRも「非言語的作業手順書」として活用していただくことができるのをご存じでしたか?
海外へのVR研修展開を考えておられる株式会社クボタ様の事例もご紹介しておきます。
もっと仕事がボーダーレスになり、世界中どこでも就労できる社会が来ることを、スペースリーもプロダクト開発で後押しできればと思っています!
今後のプロダクトアップデートにも是非ご注目くださいね。
以上、スペースリーがピックアップした「2025年8月の気になるVR・テックニュース」でした。
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