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【VR不動産活用事例】8割以上の管理物件をVR化 接客濃度と成約確度を上げるコンテンツ活用術|株式会社良和ハウス


株式会社良和ハウスは、中四国エリアでの賃貸管理戸数・賃貸仲介件数ともにナンバーワンを誇る、不動産賃貸管理会社です。


「お客様に愛される おもてなしのできる会社 社員を愛し社員から愛される会社」を社訓に、1986年から広島県で営業し、現在は全国へと事業を拡大しています。


今回は、株式会社良和ハウス 広島賃貸営業部 エリアマネージャーの山田様にお話を伺いました。
※過去の事例記事はこちら


 

目的 営業・成約率アップ/業務効率アップ
用途 商談での使用・バーチャルホームステージング・静止画抽出
業種 賃貸仲介、不動産管理業


会社名 株式会社良和ハウス
所在地 広島県広島市西区楠木町2丁目1-1(本社事務所)
事業内容 賃貸仲介、不動産管理(プロパティマネジメント・アセットマネジメント・ビルマネジメント)、不動産の売買・代理・仲介、不動産の設計・施工・監理、不動産の企画・開発、分譲マンション事業、各種保険代理業務、前各号に附帯する一切の業務
URL https://www.ryowahouse.co.jp/


スキーム化された静止画とパノラマ撮影

ー 御社の企業情報を教えてください。


良和ハウス 山田様(以下 山田様)
株式会社良和ハウスの広島賃貸営業部 エリアマネージャーを務めております山田と申します。
良和ハウスは現在広島で賃貸仲介店舗17店舗、法人営業部を含めて18店舗を運営しております。岡山県内にも3店舗ございまして、中心業務は賃貸仲介と管理です。
私は広島賃貸営業部の所属で、広島市を四分割したエリアのうち北エリアのマネージャーを務めています。
エリア内の売り上げの管理やオーナー様への営業、スペースリーのような新しいサービスを部内に共有して利用を管理していくこともエリアマネージャーの仕事です。


株式会社良和ハウス 広島賃貸営業部 エリアマネージャー 山田様

ー 貴社はオンライン対応に力を入れられているイメージがございますが、オンライン連携を意識するきっかけは何でしたか?


山田様
コロナ禍がきっかけだったと思います。
お客様のオンライン内見に対するニーズが高まって、来店を控える方が増えました。また、在宅勤務の増加で家の中で情報を精査する時間が増えたことが要因としてあると思います。
電子契約を導入したり、オンライン重要事項説明が法整備されたことで、部屋探しをオンラインでされる方が多くなってきた。そうした電子化が進んできたので、弊社もオンライン化を進めざるを得ませんでした。


ー 2023年に貴社でオンラインに特化した専用チームが発足したと伺っています。具体的にどんな取り組みをされているのか教えてください。


山田様
オンラインに特化した専用チーム「オンラインリーシングチーム」の発足自体は2023年ですが、2025年7月にチームの人員を2名から3名に増やし、オンライン専用の常駐部署となりました。
オンライン需要が増えてきたので、それに対応するためチームを拡充した形になります。
今まで各支店でオンライン接客をしていましたが、練度や経験値にばらつきがあり、成約率や来店に向けた訴求力を均一化できないという課題がありました。
なので、オンラインに特化した専用チームを設けることで応対品質を均一化し、かつ経験を蓄積し、質そのものを向上することを目的としています。


基本的な取り組みとしては、オンラインで問い合わせが入ったら支店ではなくオンラインリーシングチームが集約して対応する。
案内希望をお客様からいただいたり申込があった際は、担当支店に送客して引き継ぐ形です。
今まではチームの人数が少なく対応できる数が多くなかったのですが、人員拡充して新たなチームとしてスタートしてから対応率が上がっています。
元々オンライン対応を希望されるお客様のうちの約4割をオンラインリーシングチームで対応しており、残りの6割を各支店で対応していましたが、現在は約8割近くをオンラインリーシングチームで対応できるようになっています。


ー オンライン対応希望のお客様は、全体の何%ほどなのでしょうか?


山田様
おそらく全体の1割ほどです。
各店舗の人員は平均6〜7名なので、今までオンライン対応に工数を取られていたところをオンラインリーシングチームに対応を任せることによって、店舗の全員が来店接客に対応することができています。


ー オンラインリーシングチームの具体的な業務としては、反響に対してパノラマVRをメールでお送りすることですか?


山田様
そうですね。まずはスペースリーで作っているコンテンツをお客様に共有して、それを基にZOOMやLINEビデオなどで接客をしています。 一緒にコンテンツを見ながらお客様とお話ができるので、スムーズな対応に繋がっていると思います。


ー 各店舗でVRの作成、撮影も必要になると思います。店舗でVRの制作数を上げるために特別に取り組まれていることは、何かございますか?


山田様
撮影目標を設け、日報ベースで集計を取っていく形にしています。
毎日それを続けてるので今まで撮影した分が情報蓄積されてきており、活用がスムーズになってきていると感じます。
現在は撮影件数目標は店舗ごとに40件として、それ以上必ず撮るようにしています。
撮影業務が日常に浸透しているので、みんな自主的に撮りに行く体制が出来上がっています。


ー 貴社ではスペースリーのアプリであるSpacely Photo Task(以後SPT)を大変ご活用いただいているのですが、アプリを含めて具体的にスペースリーをどのように利用されているのか、教えてください。


山田様
基本的に360度カメラでの撮影に活用しています。静止画は通常のカメラアプリで撮影し、SPTを通じて現地からアップロードしています。静止画抽出も都度活用しています。
基本は撮影は社用スマホで行っていますが、自身のスマホを使って撮影している人もいます。撮影した時点で画像はすぐにアップロードしているので「どこのスマホに入ってるんだっけ?」ということもなくなりました。
支店に配属されたら、LINEで画像データを送るのではなくスペースリーに全部入れるように、全店共通のルールのもとに各支店で撮影研修を行っています。


ー 静止画のリサイズについても、独自のスキームがあると伺いました。


山田様
静止画については、今まではメールやLINEなどで画像を送って共有するスキームでしたが、スペースリーを使うことによってアップロードとダウンロード作業が一元化したので、フロー自体を簡略化できています。
画像を撮影したら必ずスペースリーにアップロードされているし、クラウドに情報が蓄積されていくので、データの確認も全社的に容易になってきたと思います。
また、画像をオリジナルサイズからリサイズできる機能がスペースリーにあるので、それを使うことで業務の工数が減りました! 今まで①LINEなどで共有 ②ダウンロード ③リサイズ ④ポータルに掲載 という流れだったのが、①スペースリーにアップロード ②リサイズ版をダウンロード ③ポータルに掲載 と工程が一つ減りました。


ー 全社的に画像撮影ルールが浸透したことによって、画像管理の体制が効率化されたのですね。


山田様
パノラマ画像からの静止画抽出も、とても活用しています。静止画をパノラマから切り出してポータルに掲載することもあります。
例えばリビングやお風呂、トイレなどの画像は基本的に静止画抽出で対応します。逆に静止画抽出でカバーできないところ、例えば給湯リモコンやモニターホン、エアコンなどの小さな設備はスマホで撮影します。
パノラマ撮影と静止画撮影は同時に各支店の担当者が行うので、どこをパノラマで撮影して、どこを静止画で撮影して、という一連の流れはほぼ決まっています。


ー ありがとうございます。とても理想的な撮影スキームができているのですね。


接客濃度を上げるバーチャルホームステージングとパノラマVRが
「この会社で決めて良かった」の声に繋がる

ー バーチャルホームステージングもご活用いただいているようですが、お客様からのリアクションはいかがですか?


山田様
単身物件、ファミリー物件を問わずにやはりCG家具が事前に配置されていると、お客様が生活イメージをしやすいように思います。
この家具とこの家具を置くとこれぐらいの面積が使えて、こういう配置ができるんだな、とわかる。物件自体のイメージの向上にも繋がるので、お客様からのリアクションはかなり良いと思います。
主に接客の際に、CG家具を置いたパノラマから静止画抽出をした画像をお見せしています。また、物件資料にも掲載して「こんな感じになります」というのをお客様に見せています。
ポータルにも掲載していますよ。



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ー CG家具があるのとないのとで、ポータルの反響に変化はありますか?


山田様
具体的に計測しているわけではないので、反響の変化などはわからないです。ただ、接客時のリアクションは良い方だと思いますね。
管理部を主体として、バーチャルホームステージングの依頼をメインとして活用しています。管理物件の他に、オーナー様に対しての空室対策アピールにも役立てています。


ー CG家具を配置した中でお客様からの反応が良いのはどんな家具ですか?


山田様
ベッドやローテーブル、あとはハンガークローゼットがある部屋にバーチャルで服を掛けるのをよくやっています。
「服が実際にかかるとこんな感じ」「このくらい入る」とわかりやすくて嬉しいみたいです。長物が掛けられるイメージがつきやすかったり。
あと、このくらいのサイズのソファが入るのか、とか。


ー 部屋のスケール感を感じられるものが良いわけですね。


山田様
そうですね。
やはりお客様も、7畳とか何平米と言われても、なかなかピンと来づらい部分もあるので。
CG家具はそういう視覚的な訴求にとても役立っていると思います。


ー スペースリーを使い始めて社内で変化があった部分があれば教えてください。


山田様
提案できる情報に厚みが出せるようになり、見なければわからなかったことがコンテンツ上でわかるようになり内見案内件数が減りました。「この物件は見なくていい」「こっちの物件はぜひ見てみたい」など。
実際に現地を見なくても、お客様に伝えられる情報が増えたのが一番大きなメリットだと思っています。


ー オンラインの対応だけに限らず、店舗接客の中でもパノラマVRによって「内見に行かない」選択肢が出てきたということですね。


山田様
そうです。A物件とB物件を比べたときにB物件の方がいいから、A物件も見てみたかったけどA物件は内見しないとか。逆にB物件のパノラマVRを見て「もっとこういうのないですか」というオーダーがお客様から聞けたりする。お客様とのイメージ共有がとてもはかどっています。
よりお客様のイメージに近づけた物件の提案ができているので助かっています。



ー お客様への接客濃度が上がったイメージでしょうか。


山田様
そうですね。やはり一番はお客様がどういう物件を求めているのかが視覚的にすぐにわかるということが、営業マンとしてもやりやすいです。お客様もパノラマVRがあることによって希望を言語化しやすい。
「こんな雰囲気の物件がいいです」「もっとこうだったらいいな」というのが伝わりやすいですね。
内見数も、一対応につき1〜2件は減ったイメージです。お客様によっては10件見たい方もいらっしゃいますし、3〜4件で良いという方もいらっしゃいますから。
件数にしたら、5件見たいという人が3件に減った、内見数が全体的に3分の2くらいになったイメージです。


あとは、内見数の減少によって受け入れキャパが拡大した部分もあります。
例えば元々5組しか受けられなかったところを10組対応できるようになった。時間ができることで、お客様に対する提案や連絡の密度を高めることもできている。
単純な成約率だけじゃなく、お客様の満足度や「良和ハウスで決めてよかった」と思っていただくために、効果があると思っています。
業務効率も改善していますし。


ー 営業の方々も積極的にスペースリーで業務軽減したいという方向性ですか?


山田様
そうですね。
もちろん撮影の観点なら静止画だけの方が時間はかからないと思うのです。
ですが、やはりパノラマVRがあることでお客様に説明しやすいというリアルな声があるので、撮影の手間があっても「パノラマVRがあった方がいい」という総意になっています。
また、パノラマVRがあることで物件に詳しくない不動産営業でも説明がしやすいという効果はあると思います。
実際に現地を見に行く移動時間がまずいらないので、現地に行ってなくても物件中の様子を知ることができるメリットもあります。
我々はオーナー様から任せていただいた物件をみんなで頑張って成約しましょう、という情報を共有する場があるのですが、そこに静止画だけじゃなくVRのURLがあることで、物件イメージも社員間で共有がしやすくなった。 見たことない人でも物件の魅力を知ることができるので。


ー VRをお送りしたお客様からはどのような反応をいただくのでしょうか?


山田様
接客時に「こういう物件があります」とお客様のスマホでパノラマVRを見てもらうと、物件提案資料をお出しした際に「この物件はさっきの(パノラマVR)ないですか?」と聞かれることが多いです。「やっぱりわかりやすかったんだな」と思いますね。
静止画だけよりもパノラマVRから得られる情報量の方が抜群に多いですからね。
現在特別にオンライン内覧できることをアピールをしているわけではありませんが、VRデータ蓄積はそれなりにあるので、お客様に対してそうした部分も今後アピールしていこうと思いました。


約8割の管理物件をVR化
繁忙期には5割ほどがオンライン内覧を実施

ー 山田様の管轄内では、管理物件の大体何割がパノラマVR化されているのですか?


山田様
約8割ぐらいでしょうか。
別号室を参考にご案内することもありますが、8割近くの物件がオンライン内覧可能な状態です。


ー 繁忙期を乗り切るためにスペースリーを活用した施策があれば教えてください。


山田様
シーズンになると退去予定物件が増えてきます。2月末に退去予定だが2月初旬にお客様に提案したい、というような。
退居予定物件の内装情報を、過去に撮影したスペースリーのデータからお客様にお伝えできるようにしています。
やはり静止画データや物件資料だけでなくリアルな内装をお伝えすることができるので、広さもイメージしやすく成約に繋げやすいですから。



ー 繁忙期における退去予定物件のVR内覧のみでの契約は、どのぐらいの割合ですか?


山田様
全体の半分ぐらいはそうだと思いますね。
学生さんや県外からの転勤者もたくさんいらっしゃるので、はっきりとは言いづらいですが、内覧せずに決められる方の割合は3〜5割ほどだと感じます。
もちろん、VR内覧のみで提案はしても契約前に一度現地内見してもらうようにはしています。時間的な余裕がないケースは難しいかもしれませんが、実際に入居してから「やっぱり思ったのと違った」となってしまうのは我々としては非常に残念なので、可能な限り現地を見ていただきたいとは思っています。


ー 現地に行けるタイミングになるまでの検討の俎上に乗せるために、パノラマVRを活用されているわけですね。


山田様
パノラマVRを見て「やっぱりここにします」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。実際の物件を内覧する前であっても、パノラマVRがあればお客様はイメージがつきやすい。
中のイメージを膨らませられたことで、安心感を感じていただけるからこそお申込につながる確度も上がると思っています。


ー スペースリーにもっとこんな機能があったら、という要望があれば教えてください。


山田様
管理部の話になりますが、オーナー様に改装提案をすることがあります。
ここが傷んでるからこういう風な形に変えましょう、だとか、床や壁紙をこうしませんか?という話を差し上げる際に、改装後の色味や素材感のイメージをAIで作る機能がほしいです。
そうしたらオーナー様にも「最終的にこんな感じになります、どうでしょう」と訴求、提案しやすくなると思いますね。


ー ありがとうございます。開発に共有させていただきますね。それでは、今後スペースリーをどのように活用していくのか、展望を教えてください。


山田様
まず、弊社は今でも十分スペースリーを活用できていると考えています。
顧客への訴求や提案にも、オンラインリーシングチームでもお客様に対してデータ送付ができているし、来店確率を上げることに成功していると思います。
なので個人的な展望になってしまいますが、次は蓄積したVRコンテンツをSNSに活用して、より効率的でかつ訴求力のあるSNS投稿をしていきたいですね。
これからはSNSからの集客も必要な時代にもなってくると思いますし、オンラインが今や当然のサービスになってきて、SNS集客周りも進んでいくのではと思ってるので、そうした部分もスペースリーのサービスを活用していければと思っています。


ー 貴重なお話を、ありがとうございました!




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