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住宅/リフォーム

【VR住宅活用事例】3Dパースのデータをお客様にURLで共有 打ち合わせ短縮や単価アップに貢献|株式会ジューケン


株式会社ジューケンは、広島県にある地域密着型の工務店です。


「広島の人に一番喜んで頂けるとっておきの工務店」を目指し、デザイン性や技術力を惜しみなく注ぎ込んだ家づくりで、多くのファンを生み出しています。


今回は、株式会社ジューケン 営業部主任の太田様、設計士の森本様にお話を伺いました!


 

目的 営業・成約率アップ/打ち合わせ短縮
用途 CAD取り込み機能
業種 住宅建築・工務店


会社名 株式会社 ジューケン
所在地 広島県広島市中区光南4丁目4番27号
事業内容 住宅、工務店
URL https://hiroshima-juken.co.jp/


パースデータのスピーディなURL共有にスペースリーを活用

ー 最初に、御社がスペースリーを使うことになった経緯を教えてください。


ジューケン 太田様(以下 太田様)
弊社の社内SEが「今はこういうサービスがあるよ」とスペースリーのことを教えてくれました。
当時はちょうどIT導入補助金が出ている時期で、360度カメラの購入と合わせて補助金が出ると聞いて「では弊社の事例をVRで公開できるようにしましょう」と導入に動きました。


ー まだCAD取り込み機能が実装されていない時期ですね。


太田様
最初は他社のVRも使っていましたが、費用面や使い勝手などであまり社内に浸透しませんでした。
スペースリーの場合はURLを送ったらスマホやタブレットでも簡単に見られるし、モデルハウスの中を自由にウォークスルーできるのでお客さんにも喜んでもらえました。
そのように施工事例を360度カメラで撮ってVR化する中で、CAD取り込み機能が新しくリリースされたと聞き、まずはモニターという形で使わせてもらうことになりました。


ー スペースリーを導入するまでは、社内で3Dパースをどのように活用されていましたか?


太田様
弊社では基本的にプランを提案するタイミングで、ARCHI TREND ZEROを使って3Dパースを作っています。
弊社に来社いただいたときに、打ち合わせスペースで大きなモニターにパースを映して見てもらうスタイルでした。


ー スペースリーのCAD取り込み機能はどんな形でご活用いただいていますか?


太田様
契約未満のお客様に対して「今こういう図面になってますよ」と打ち合わせで見せたパースをURLで、打ち合わせ後にお送りしています。
契約後のお客様に対しては、打ち合わせの内容を反映し修正したパースを再度お送りして、コンセンサスを取るという形で活用しています。


ー お客様とのコミュニケーションに使っていただいているのですね。


株式会社ジューケン 営業部主任 太田様

太田様
そうです。パースデータの作成とスペースリーの操作を主にしているのは各設計担当で、具体的には森本ともう一人の設計担当です。


ジューケン 森本様(以下 森本様)
スペースリーを使ってみて、従来の方法よりも、お客様自身でウォークスルーして見ていただけるのが良いと思いました。
細かいところまで見られるようになるので、以前よりも3Dパースが活用しやすくなった実感があります


株式会社ジューケン 設計部 森本様

太田様
以前は打ち合わせ終了後、修正していないパースを(会社のPCで)ウォークスルーして、そのモニター画面をお客様にスマホで動画撮影していただき、持って帰ってもらっていたんです。
ただ、見たいところが見られるわけじゃないし、探しながら見てもらうのでお客様から見ればデメリットや見づらさもあったと思うんです。
その辺もクリアになったのはかなり大きいです。


ー 3Dパースを書き出して、アップロードして実際にコンテンツができるまでは、だいたい何分ぐらいかかっていますか?


森本様
何度かスペースリーさんの方でもアップデートが入ったと思うのですが、現在は長くても1時間あればできます。短いときは30分くらい。


太田様
うまくいけば、打ち合わせからお客様が帰宅されたときには、もう修正されたパースを送っておくこともできるんですよね。
お客様からも「対応が早くてありがたい」と言っていただけることが増えました!


スペースリー利用で打ち合わせ期間を約1ヶ月短縮

ー スペースリーを使うようになって、商談の時間削減にも繋がったと伺っています。


太田様
弊社は家作りへのこだわりが大きいお客様が多く、パッケージ化された住宅を提案していません。お客様に合わせてヒアリングし、細かいところまで突き詰めていく会社です。
そのため、打ち合わせで「先週はこう話したけど、今週改めて見たらやっぱりちょっと違う」などお客様から出戻りが多く、都度スペースリーを使っています。
打ち合わせの復習、議事録的なイメージでお客様にお送りすることによって、逆に次回打ち合わせの予習に繋がることもあります。


例えばトイレを一部変更したら、変更したトイレ以外もパース内で自由に見ていただくことになります。そのため、コンセンサスが取れた後でも「やっぱりリビングで気になることがあるんですけど」と、違う気づきがある。
弊社は約二週間に一度の打ち合わせ間隔をとっていますが、お客様の手元にパースデータがあることで次の打ち合わせまで二週間待たなくてもパースを見ながら話ができるところが、すごく便利だなと思っています。


株式会社ジューケン様の打ち合わせスペース

ー 今まではお客様との打ち合わせは、どのように進行していたんですか?


太田様
設計の方で、毎度「今日のゴールはここ」と決めておりまして。紙一枚に内容をまとめて、それに則って進めていく形でした。
ただ、どうしても予定外の話に派生するし、内容も増えてきて「今日はリビングの話はできなかった」となることも。


僕は転職組で、今まで住宅会社を5社ほど経験してきましたが、その中でもジューケンはダントツに打ち合わせ期間が長いです。スペースリーを使い始めてから体感上でも打ち合わせ1〜2回分は短くなっていると思っています。
打ち合わせ2回分短縮しているなら、2週間1回ピッチで約1ヶ月分の打ち合わせ期間短縮です。それくらいの効果はあると思っています。


ー スペースリーのCAD機能を使ってご成約された案件もあるとお聞きしました。


太田様
そうなんです。そのお客様は長いこと他社と競合して打ち合わせを繰り返していた方で、契約前に出したプランがとても多かったんです。
1年以上他社と競合していたのですが、弊社がCAD機能を使い始めて3〜4ヶ月した頃に弊社との契約を決めていただけました。
ご自身の土地を持っていらっしゃるお客様だったから長期間悩まれることになりましたが、土地から探されるお客様ならもう少し短期間で決まると思います。


ー 純粋に住宅のプランでジューケンさんに決められたということですね。


太田様
そこにはスペースリーのCAD機能が貢献してくださったと思っています。
そのお客様は、ご主人があまり打ち合わせに来られなくて奥様とメインで打ち合わせさせていただいていたんです。
最初の方は夫婦間でのプランの共有も難しかったとお聞きしていたので、パースをURLでお送りできることで、言葉じゃなく見たままで伝えられたことは、非常に大きかったと思いますね。


モデルハウスを持たない工務店にも
顧客をファン化するウォークスルーの使い方

ー 御社が思うスペースリーのメリットは何ですか?


太田様
やはりURLで施工事例VRを共有できるのは、一番のメリットですね。
弊社はモデルハウスがない会社なので、弊社で建てていただいたお客様の施工事例を360度カメラで撮影させていただいて、お客様に見てもらっているんです。
最近は、設計が作ってくれた3DパースのURLをストックしておいて、新規来場があったときにすぐ共有できるのがとても便利です。私たちのようなモデルハウスがない工務店にとってはメリットになりますし、「お家に帰って見てみてくださいね」とお渡しできます。


3Dパースを見せながらプランを説明

僕も他社でプランを描いていた時期があるんですが、別ソフトにもURL共有機能はありました。でも、スペースリーさんはCADの読み出しもとても綺麗だし、クオリティも高いと思います。
そういう意味でも、お客様の気持ちを上げたり成約につながるきっかけになっていると思っています。


ー 施工事例を来場者様に見せる場合は、プライバシー対策はどうしていますか?


太田様
実際に建てたお客様の物件に関しては、コンテンツにパスワードをつけて対応しています。
パースの没案など、実際に建っていない物件に関しては、場所がばれるリスクもないですしデータ上は公開してOK、という形で線引きさせてもらっています。


森本様
私は、スペースリーは遠隔打ち合わせに使いやすいと思います。
福岡に住んでいるお客様と打ち合わせを進めている中で、やっぱり実際に会って打ち合わせできる回数が少なくなるんです。
そういうときにスペースリーを使えば、小さなことでも「ここが気になる」というのを都度送ってもらえるので、直接打ち合わせの回数が少なくても進みが早いです。


注文住宅は決めなければいけないことが多いので、打ち合わせに疲れてしまう方もいるのですが、スペースリーでリアル3Dパースの中をウォークスルーできることでやる気がアップする方も多く、そこが良いと思いました。
お客様にとって「いい家建てるぞ!」というモチベーションになっている。


太田様
住宅営業ってお客様の購買意欲をどこまで上げるかという勝負だと思うんです。
お客様の予算が例えば4500万円でも、4800万円のプランを提案をすることはあって、当初言われてる予算よりも300万円分アップしているじゃないですか。


そんな中で、スペースリーや3DCADを使うことによって「やっぱりその設備が欲しいから、300万円どうにかして工面する」と言ってもらえるのが、弊社のバリューになりますよね。
いわゆるお客様を弊社の「ファン化」する。スペースリーはそういうことに非常に繋がるサービスだと思ってます。
ファン化=最終的な成約率の向上、一棟あたりの単価アップにも必ず繋がると僕は考えています。


ー 最後に、スペースリーの機能にこんなものがあったらいいな、というご要望があればお聞かせください。


太田様
夜のライティングや外構を、もう少し操作できるようになったらいいなと思いました。


森本様
私は照明がついたときのイメージを見てみたいと思うので、照明のオンオフ機能をつけてもらいたいです。
あとは、ドアの開け閉めができるようになるといいですね。
「ドアが開いてたらもう少し開放的に見えるだろうな」と思うシーンもあるし、逆に閉まっていたら圧迫感があるシーンもあるので、開閉シミュレーションはぜひつけてほしいです。


ー 貴重なご意見ありがとうございました! 今後もぜひスペースリーをよろしくお願いします。




最後までお読みいただきましてありがとうございました。




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