Spacely

製造業

【VR研修活用事例】VRコンテンツで教育の負荷軽減を実現! 「人材育成」「技術継承」の課題を解消|東邦ガスネットワーク株式会社


東邦ガスネットワーク株式会社は、中部地方を中心とし、ガス導管事業を手がける企業です。


地域に根差したエネルギー事業者として、ガスの安定供給と保安の確保に努めています。


今回は、東邦ガスネットワーク株式会社の供給防災部 整圧センターに所属する山下様にお話を伺いました。



目的 教育・研修の習熟度アップ
用途 研修VRコンテンツ編集(動画/静止画)
業種 ガス業


会社名 東邦ガスネットワーク株式会社
所在地 名古屋市熱田区桜田町19番18号
事業内容 一般ガス導管事業 等
URL https://www.tohogas.co.jp/nw/



絶対に事故を起こさないための「人材育成」と「技能伝承」


– 本日はよろしくお願いいたします! 東邦ガスネットワーク様の企業紹介をお願いいたします。


山下様:
東邦ガスネットワーク株式会社の山下と申します。
私はガスの圧力調整およびガス供給設備の維持管理を担う部署に所属しています。


東邦ガスネットワーク株式会社 山下様

– 山下さんのご自身はどんな業務をされていますか?


山下様:
部署内の人材育成や業務変革などの企画検討をしています。


– では、御社がVR研修を導入した経緯を教えていただけますか?


山下様:
私たちの部署では「人材育成」「技能伝承」が喫緊の課題となっており、経験豊富なベテラン層の退職を見据え、技能伝承を行う方法を模索していました。


そういった中、社内の紹介を通じて、スペースリーさんと出会い、導入に至ることになりました。



– 技能伝承はいつかやらなければ、と考えられている企業も多いですが、今回スペースリーを導入して対応していこうと決めたきっかけはありますか?


山下様:
私たちの部署では訓練や教育内容が充実している一方で、教育期間が長く、教える側も負担が大きかったです。


また、教育を受ける側も経験値や理解力がそれぞれ異なり、相手に合わせた教育ができないか、改善策を考えていました。



スペースリーさんのサービスを使えば実地教育に近い経験を得られることや、場所を選ばず、いつでも繰り返し学ぶことができることで、より効果的な訓練や教育ができるのではないかと思い導入を決めました。


– 他にも色々なツールがあったと思うのですが、スペースリーに決めていただいたポイントは何でしたか?


山下様:
定額料金を支払うことで撮影、編集、公開まで自社で完結することから、制作費を抑えることができたことです。


他社のツールでは一つの教材ごとに発注することから、制作会社との情報のやり取りや細かなつくり込みに至るまでの作業工程が多くなり、多くの時間を要することが想定されました。


一方で、スペースリーさんのサービスは自社で撮影から公開、修正まで即座に実施できることから、弊社の柔軟な運用体制を目指すニーズに合いました。


– 今までの研修はベテラン社員から若手社員に、どのような形で行われていたのでしょうか? 紙のマニュアルや口頭などでしょうか?


山下様:
自社の研修施設での実地教育やテキストでの教育がメインとなります。


教育は若手の導入教育からベテランまで全社員を対象とした教育など多種多様です。



作業者目線のガス発生設備(CNG車)の操作方法
実地体験機会のカリキュラムをVR化


– 現在、どんなVR研修コンテンツを作っていますか?


山下様:
一番最初に、ガス発生設備(CNG車)の操作手順の教育コンテンツを作成しました。


– ガスを供給するための車のことですよね。


山下様:
そのとおりです。特殊車両のため使用機会が限られ、修得することが難しいことが課題となっていました。


これまで、CNG車の使用方法については年に一度実地体験会を行っていますが、操作手順を口頭説明する形式であることから、手順を覚えるのみで操作時のガスの流音といった稼働状況を学ぶことはできません。


スペースリーさんのサービスを利用し始めてから操作方法を360度動画に収め、作業者目線で作業しているコンテンツを制作することで、実地の経験を得られるコンテンツを制作できました。


制作コンテンツの中では、CNG車の高圧ホース接続手順などを説明

– 私も撮影に同行しましたが、手順が50〜60くらいあり、覚えるのが大変そうでした。


山下様:
覚えることが多いため、作業手順を覚えるのみでは定着率が低いです。


今までは紙マニュアルで復習していましたが、スペースリーさんのコンテンツを利用することで、操作のコツやガスの流音を繰り返し学ぶことができ、効果的に復習できると思います。



紙マニュアル→VRコンテンツで予習率もUP


– VRを見ていただいた方からは、感想などありましたか?


山下様:
「没入感がある」「紙のマニュアルでは表現できない“感覚”の部分も、VR動画にすることによってより伝わりやすくなっている」と。
良い教材だという声を頂いています。


– 定性面の効果などはありましたか?


山下様:
使用前の予習としてコンテンツを利用している方を見かけます。


正しい手順で安全に特殊車両を操作することで保安の確保の観点からも効果があり、自信を持って現場で操作できるようになっていると思います。


– 今まではマニュアルを見るといった形でしたか?


山下様:
そのとおりです。今もマニュアルが主流ではありますが、文字だけでは伝わらない部分があるため、スペースリーさんのサービスはマニュアルにプラスの学習効果があると思います。


クイズ形式でポップアップが現れるので、楽しく学習ができる

– センター内では、ガス発生設備(CNG車)のVRコンテンツはかなり認知されているのですね。


山下様:
はい。認知度は上がってきていると思います。



教育コンテンツの更なる拡充に向けて


– 制作体制としては、山下様の部署の方で年間の研修計画を立てて、希望コンテンツを現場のチームに要望する形なのでしょうか?


山下様:
そうですね。全て部署内で検討、制作しています。


– 現在の運用体制で大変なところはありますか? コンテンツを量産していく上での運用体制について、コツがあれば教えてください。


山下様:
コンテンツ制作のために一人で抱え込むのではなく、周りを巻き込んで制作しています。


私のように運用面や効果測定といった管理をする側と、コンテンツ製作に専念する方に分かれることで、効率よく制作できています。


– 社内には何人くらい撮影編集する方がいるのですか?


山下様:
現在は3人です。最近は撮影にも慣れてきており、良いコンテンツが出来上がってきています。

スペースリーさんは簡単にコンテンツを制作できると評判ですよ。


– 制作面で苦労したことはありましたか?


山下様:
教育コンテンツにする教育内容の優先順位付けに苦労しました。教育コンテンツを制作することで得られる効果を意識して検討を進めています。


また、撮影方法では静止画と動画、一人称と三人称、どのように撮影することで効果があるのか今も模索しています。


肩や頭につけた360度カメラで撮影することで、一人称目線のコンテンツを作成している

– 今後、スペースリーでこんな効果を出していきたい、という展望はありますか?


山下様:
更なる教育の負担軽減に向け、いつでもどこでも繰り返し学習できる環境を整備していきたいです。


– 今後、スペースリーに期待する事とは?


山下様:
とても満足しています!
一ついうのであれば、コンテンツ量が増えていくことを見据え、フォルダ管理機能が欲しいです。


– 検索フィルターや作成者ごとのフィルターなどもありますが、確かにフォルダ管理ができれば便利ですね。検討させていただきます!


山下様:
ぜひお願いします。引き続きスペースリーさんのサービスを活用させていただきます。


– ありがとうございました!



最後までお読みいただきましてありがとうございました。

スペースリーでは今回ご紹介した事例以外にもVRの導入事例が多数ございます。サービスにご興味のある方はもちろん、他社の導入事例について詳細をご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡お願い致します。






導入事例資料をご希望の方はこちらへ

導入事例資料をダウンロード