株式会社福徳不動産は長崎を中心として、佐賀・福岡で事業展開する総合不動産会社です。
福徳不動産を中心とする「不動産管理事業」の他に「社会福祉事業」も持っており、2つの事業を通して地域との共存共栄を目指しています。
今回は、株式会社福徳不動産 不動産賃貸部 部長の李様と、金様にお話を伺いました。
前編はオンライン営業の重要性とスペースリーアプリを使った業務効率化について、お話を伺いました! 後編ではバーチャルホームステージングの活用についてもお話を伺っています。
目的 | 営業・成約率アップ/業務効率アップ |
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用途 | SPT・バーチャルホームステージング |
業種 | 不動産管理仲介業 |
会社名 | 株式会社福徳不動産 |
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所在地 | 長崎県長崎市金屋町1番17号 福徳ビル |
事業内容 | 賃貸仲介、売買仲介、商業施設仲介、管理、建築コンサルタント、ホテルマンスリー事業、IT事業、コインパーキング、オーナーコンサルタント他 |
URL | https://www.fukutoku-estate.com/home |
アフターコロナの内見トレンドはお客様による“絞り込み”
ー まずはお二人のご所属をお伺いできますか?
福徳不動産 不動産賃貸部長 李様(以下、李様):
私は不動産賃貸業部の部長をさせていただいております李 範炯(イ・ボムヒョン)と申します。
私も金(キム)も韓国籍なのですが、入社してからずっと長崎の福徳不動産に在籍しております。
私は御社のサービスを導入する際、賃貸部門の店長として金と同じ店舗で働いておりました。スペースリー導入初期から現在までの流れを見てきています。
金が現在本店の方に出向してきており、一緒に運用方針を調整する役割をしております。
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福徳不動産 不動産賃貸部 金様(以下、金様):
福徳不動産 賃貸営業部に所属している金(キム)と申します。
現在、主に全店舗の社員研修や教育担当をしており、社内でスペースリーの活用方法を社員に共有したり、バーチャルホームステージングの活用拡大も担当しています。
ー スペースリーを利用し始めたきっかけを教えてください。
李様:
2017年当時、弊社は「どうすればポータルサイト掲載の効果を得られるのか?」という悩みを持っており、スーモやホームズ、アットホームなどのポータルから「パノラマ掲載が必須になっている」というお話を伺ったのです。それで弊社もパノラマ画像を掲載しようと。
まずポータルへの掲載目的で360度カメラを購入し活用していましたが、2019年にスペースリーを知りました。それで、今後活用できる可能性があるという判断で導入することになりました。
ー 2020年のコロナ禍、そしてアフターコロナを経てスペースリーの活用目的に変化はありましたか?
李様:
そうですね、コロナ禍を経て不動産業界全体が変わってきていると感じます。
まず、前よりも来客数が減って、物件内見数も減ってきているという統計を見たことがあります。
コロナ禍でPCやスマートフォンが普及し、ネット上で物件情報を検索、比較することが簡単になりました。来店前に物件情報を絞り込んで来られるような動きが強くなってきたことが、コロナ禍での大きな変化だったと思います。
そうした変化と同時に、オンライン営業の重要性も年々高まってきていると感じています。
お客様にどれだけ多くの情報を提供して成約の可能性を高められるのかが現在では求められていますし、そうした部分が賃貸仲介業、営業のキーポイントになってくるのだと実感してます。
スペースリーのサービスは、多くの情報提供を実現できる良いツールだと思っております。
年々UIやアプリもアップデートされて、本当に使いやすくなっていますし、導入当初に比べるとサービスも時代に合わせて変化してきたことを感じます。
今では弊社にとって欠かせない重要な存在になっています。
ー 現地内件数は減りましたか?
李様:
データでは提示できませんが、以前よりも体感では現地内見数が減ってきていると思います。
以前は大げさではなく現地内見を4〜5件回ることもありましたが、最近は2〜3件も行かない時があると聞くので、お客様が絞り込んで来られることが多くなったと思いますね。
物件画像を送る業務をパノラマVR送付で代用、効率化
ー 現在はVRをどんな場面で活用されていますか?
金様:
お客様から反響をいただいた際に、返信メールにQRを添付しています。あとは退去前のお部屋だと室内を内見できないので、事前にURLを送ったり、店頭で「こういったお部屋があります」という形でVRで案内をしています。
実際に内覧できるお部屋でも、内覧が終わった後に「よろしければ見返し用で参考ください」とご案内も。成約になっていないお客様でも、後でご自宅でQRコードを読み込んでパノラマVRを見て検討いただいた結果、成約に繋がることもあったので、色々な場面で活用できています。

ー 内覧前後にパノラマVRを送ることで、効率化されているわけですね。
李様:
今までお客様から「もっと写真ないですか?」と連絡をいただくこともあって、数年前までは写真をまとめて送る際に容量上どうしても画質の劣る画像を送らざるを得なかったのです。メールやLINEなどで送る際にも、画像のやり取りだけでそれなりの手間がかかっていました。
今はパノラマVRのURLを送るだけになって、お客様からも見やすいと評判です。社員としても手間が減った分、業務の効率化になっています。
ー パノラマVRコンテンツは、自社HPのみに掲載されていますか?
李様:
そうですね。新築の物件でも全てVR化するわけではなく、募集を強化したい新築物件があれば特設サイトを作って、パノラマVR画像とバーチャルホームステージング画像を掲載して活用しています。
ー 物件の静止画もアプリで撮影いただいていると伺っています。
金様:
スペースリーのアプリ・Spacely Photo Task(通称SPT)はすごく良いです!
弊社は基本的に通常画像をiPhoneで撮影しているのですが、SPTはスマホで撮った写真をその場ですぐアプリ上で一括登録してアップロードできるのが、すごく魅力的です。
元々は写真撮影して一度店舗に戻って、それをPCに取り込んでアップロードしており手間も時間もかかっていたのですが、それがなくなりました。各店舗でもアプリ使用率は高いです。
導入前は、店舗ごとに画像取込方法がバラバラで、LINEやSlack、USB取込など統一されていませんでしたが、それが統一できたことで画像管理がしやすくなったと思っています。
実際に各店舗への導入もとてもスムーズでした。各店舗に行って、5〜10分のレクチャーをすれば誰でもすぐに使えるようになりました。
画像タイトルをAIが自動的に作成してくれる機能も重宝しています! どの部屋の画像なのかすぐ分かるようになり、おかげで管理や入稿の手間もかなり減ったと思います。
ー 店舗スタッフの方が撮影・アップロードされた画像は、金様がスペースリーからダウンロードして基幹システムに登録するのですか?
金様:
弊社内のポータル登録の流れは、撮った写真を指定されているフォルダに入れれば、ポータルの担当部署の方で登録してくれます。
なので、基本的には各スタッフが各クラウドにアップロードした画像をダウンロードして、指定されたフォルダに提出してもらっています。
スペースリーアプリで撮影画像を管理することで
撮影管理業務が3分の1に削減
ー SPTによって、どんなところが効率化されたと思いますか?
金様:
元々画像のアップロードツールが店舗によってバラバラで手間が多かったのですが、SPTアプリなら一括ダウンロードができるのでかなり時間の削減ができています。
LINEは一括ダウンロード可能だけどSlackは一枚一枚DLするなど、ツールによって画像の取扱仕様が違って。なので、一括ダウンロードできてアップロード先もスペースリーで一本化できるだけで、かなり媒体登録担当者の手間が減っていると感じています。
ー クラウドで画像管理することで、いろんなところから画像をダウンロード・アップロードするという手間が減ったのですね。
金様:
また、以前は媒体登録部署から「画像にタイトルをつけてください」という依頼がありましたが、あまりちゃんとできていなくて日付などの数列のままのファイル名で提出することも多かったのです。
SPT撮影なら自動で画像にタイトル登録されるので、お互いに楽になったと感じています。一物件あたりに元々15分ほどかかっていたのが、約5分に削減されています。
ー 店舗スタッフと媒体登録担当の双方の業務時間が3分の1程度に圧縮されたのですね。
金様:
そうですね。媒体登録担当の業務時間も合わせてだと、合計で30分ほどかかっていたのが約10分になったイメージです。
ー 素晴らしい業務効率化ですね!
後編を読む→ 【VR不動産活用事例】内見前から好印象を持ってもらうために 早期成約に繋がるバーチャルホームステージング|株式会社福徳不動産 (後編)
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